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【アップデートを見逃している方へ】Smart at AIの最新アップデートとTipsをまとめました。
2023年10月に「Smart at AI for kintone Powered By GPT(以下:Smart at AI)」がリリースされ、無料版も含めて多くの方にご利用をいただいております。
毎月のように進化していくAIに対して、Smart at AIも毎月アップデートを行なっています。
AIと同じように進化していくSmart at AIに対して、情報を追いきれていないという方や、改めてSmart at AIの機能を知りたいという方のために、2024年11月11日までのアップデート情報と、新機能の使い方やTipsをまとめました。
Smart at AIのアップデート情報まとめ
Smart at AIは細かな修正も含めて、毎月アップデートを行なっています。
下記はSmart at AIを使う上で、有益に使用するための大事なアップデートをまとめたものとなります。
アップデート方法はブログの最下部にてご案内しております。
AIエージェント機能(バッチ処理による定期的な自動生成機能)を追加
従来までSmart at AIは、ボタン押下またはwebhookでのテキスト生成が可能でしたが、AIエージェント機能追加により日次や週次、月次など定期的に自動で生成を行うことが可能となりました。
下記の新規レコード追加機能と併せて利用することで、指示せずとも自然にデータが生成されるアプリ、まさにAIエージェントのような利用方法が可能です。
AIエージェントとは?
AIエージェントとは、設定された環境や受け取ったデータに基づいて、特定の目標を達成するための行動を自律的に選択するために設計されたプログラムやシステムのことです。
企業がAIエージェントを活用することで、業務の自動化によるコスト削減や、人的ミスの防止など、多くのメリットが期待できます。
Smart at AIのAIエージェント機能はkintone内のデータを活用し、プロンプト(指示)を設定することで、バッチ処理を用いて週次や月次で自動的に新しいレコードを作成(タスク遂行)する機能を指します。
新規レコードとして生成可能に!
Smart at AIはkintone内の情報を活用し、kintoneフィールドにテキスト生成を行う連携サービスです。
従来までSmart at AIを設定したアプリのフィールドにのみテキスト生成を行うことが可能でした。
アップデートにより、テキスト生成されたものを他アプリにレコード追加することが可能となりました。
前述のAIエージェント機能と併せて利用することがオススメです。
他アプリのデータを参照することのできる、RAG機能(検索拡張生成)が利用可能に!
Smart at AIは主にアプリのレコードの内の情報を利用し、生成 AIを利用しますが、アップデートにより他のアプリの情報を参照することが可能となりました。
また、他アプリの一覧絞り込みにも対応しています。
例えば、お客様の問い合わせに対して「FAQアプリを全体を参照しながら、適切な回答案を生成する」と言うような利用方法が可能です。
無料版では合計20レコードまで、有料版ではプラン別で200〜2,000レコード分のデータを参照可能です。
サービス利用料のみで複数のAIモデルが利用可能に!
Smart at AIの有料版ではサービス利用料のみで
- Azure OpenAl Service(有料版のみ)
- OpenAl
- Anthropic
- Gemini
といった、最新のAIモデルを複数ご利用いただけます!
お客様はそれぞれのAIモデルとの契約の必要はなく、Smart at AIの契約のみで、様々なAIをご利用いただけます。
それぞれのモデルの得意とする生成で利用したり、生成結果の比較など、お試ししながら利用してみてはいかがでしょうか。
画像読み込みに対応!
kintoneに保存されている画像から文字起こしや名刺・請求書を読み取ったOCRとしても利用可能です。
無料版では上限回数20回/月まで利用可能。
有料版ではプランにより上限数が異なります。
コンテンツストアが利用可能に!
M-SOLUTIONSが用意したAIを活用できる、kintoneアプリテンプレート・それに付随するプロンプトをダウンロードできるコンテンツストアをご利用可能です。
「どうやってkintoneでAIを使おうか」
「プロンプトの書き方を学びたい」
というお悩みを解消できるとともに、kintone×AI活用のファーストステップとしてご活用いただけます。
レコード一覧画面から、一括生成が可能に!
kintoneのレコード一覧画面からSmart at AIによる生成を行うことの可能です。
もちろんレコード絞り込みからの一括生成にも対応しています。
アンケート結果の分析や校閲などでご利用いただけます。
Web取得が可能!Webの情報を取得できるように!
プロンプトにURLを含むことができるようになりました。
無料版では1つのURLから、有料版では3つのURLから情報を取得することが可能です。
Webから情報を取得できることにより、更に利用の幅が広がりました。
例えば、顧客管理アプリにお客様の会社URLを貼り付けている場合は、Webサイトに訪れなくとも、Smart at AIがお客様の会社情報をまとめてくれるなんてことも可能です。
1つのアプリに9つのプロンプトが設定可能に
アプリに設定できるプロンプトの数が9つに増えました。
主な使い方は下記の3つが想定されます。
- 別々のプロンプトを“同時に実行”
- 別々のプロンプトを“順番に、連続で実行”
- “同じプロンプト”を“同時に実行”
9つのプロンプトが指定できることにより、出力・利用の幅がグンと広がりました。
想定される活用シーンは下記のブログをご紹介しています。
HTML出力に対応
出力先をkintoneの「スペースフィールド」にすることで、見出しを太くしたり、表形式での出力したりすることが可能になります。
kintone上で多様なテキスト出力を実現します。
想定される活用シーンは下記のブログをご紹介しています。
サブテーブル対応
サブテーブルの情報もプロンプトに挿入することが可能です。
サブテーブルは複数の入力内容をまとめておくのにとても便利なフィールドです。
注文・日報・勤怠管理・商談管理アプリなど、様々な場面で使用されるサブテーブルをプロンプトに挿入することで多くの情報を活用できるようになりました。
想定される活用シーンは下記のブログをご紹介しています。
モバイル対応
Smart at AIはモバイルにも対応しています。
kintoneをスマホで利用される場面の多い会社では、有効に活用できるでしょう。
想定される活用シーンは下記のブログをご紹介しています。
随時:最新モデルへの対応
最新モデルへの対応は順次行なっております。
モデルの詳細については製品資料にてご確認いただけます。
その他:細かいアップデート
その他にも細かい便利な機能が追加されています。
◆プロンプトに“フィールド名”を挿入可能に。
“フィールドコード“の生成は従来から可能でしたが、選択形式で”フィールド名“も挿入できるようになりました。
◆全てのフィールドをプロンプトへ一括挿入可能に
プロンプトに全てのフィールドを挿入する場面も多いと思います。
一括で全てのフィールドをプロンプトに挿入し、プロンプト作成の時間を削減します。
◆ゲストスペースに対応
kintoneのゲストスペースのアプリでも、プラグインが利用できるようになりました。
これによりゲストユーザーにもChatGPTを利用してもらうことができます。
◆IPアドレス制限・セキュアアクセスに対応
kintoneでIPアドレス制限やセキュアアクセスを利用している環境でも動作するようになりました。
◆設定情報の入出力に対応
設定情報を入出力できるようになり、別のアプリに同じ設定を手軽に登録できます。
◆利用状況の確認が可能
プラグインの設定画面で、当月の利用状況(生成回数)を確認できるようにしました。
会社での利用状況の把握、Smart at AIのプラン変更をすべきかどうか判断する際の参考になります。
◆テキスト生成の設定値の変更が可能に
この機能はSmart at AIを使い込みたいプロ向けの機能です。
可能な設定値の変更項目は以下の通りです。
・最大応答(Maximum length)
・温度(Temperature)
・上位P(TopP)
「Smart at AIのアップデート内容とTips」のまとめ
いかがでしたか。
AIの進化は止まるどころか、益々加速していきます。
そんなAIの進化にSmart at AIも対応し、皆様の業務効率化を簡単に、安全に、効率的にサポートできるようアップデートを重ねていきます。
特に無料版Smart at AIをお使いの皆様、この機会にプラグインのアップデートを忘れずに行なってくださいね。
また、Smart at AIに関するお役立ち資料も配布していますので、ぜひご覧ください。
最新アプリバージョンへのアップデート方法
<有料版をご利用の方へ>
アップデート終了の案内(メール)よりプラグインを最新バージョンへアップデートをお願いいたします。
<無料版をご利用の方へ>
最新の無料版Smart at AIは下記よりお申し込みいただき、アップデートをお願いいたします。