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kintone上で生成AIを自動で動かす方法
「kintoneで生成AIが自動的に業務を処理してくれたら…」
このように考えたことはありませんか?
近年、業務効率化の要となっているkintoneには、日々の業務に関する様々なデータが蓄積されています。
このデータを活用してAIが自動的に処理を行えれば、人手による事務作業を大幅に削減できるはずです。
その結果、社員の皆さんはより創造的で付加価値の高い業務に注力できるようになります。
これまでkintone上でAIを自動実行する機能は限られていましたが、朗報です。
この度、Smart at AI for kintone Powered By GPT(以下、Smart at AI)がアップデートされ、AIの定期実行機能が追加されました。
これにより、kintone上で設定した時間に応じてAIが自動的に作動するようになり、業務の自動化がさらに進化します。
本ブログでは詳しく紹介いたします。
Smart at AIとは?
Smart at AIはkintone内で生成AIを利用し、テキスト生成が行えるkintoneプラグインです。
kintoneアプリ内のデータを文章生成に簡単に活用できることが大きな特徴です。
また、独自のフィルタ機能を搭載しているため、機密情報や個人情報も安全に扱うことができます。
このプラグインを使えば、kintoneに保存された情報を活かして報告書や提案書の下書きなど、必要な文章を自動で作成できます。
単なる情報管理だけでなく、データを活用した文章作成によって業務の効率化をサポートします。
定期実行機能「エージェント機能」が追加
これまで、Smart at AIを実行するためには、「ボタンのクリック」「レコード追加・編集のタイミング」しかありませんでした。
新たな機能として、指定した時間に生成AIを動かせる機能がアップデートにより追加されました。
これにより、ユーザーが操作をしなくても、設定した時間帯で、kintone上で生成AIを動かすことができるようになりました!
エージェント機能を活用してでできること
Smart at AIのエージェント機能を使うとできる利用例は次の通りです。
営業レポートの自動作成
営業日報や案件管理、予算管理アプリなどの営業情報を管理しているアプリを検索対象に設定し、エージェント機能を設定すれば、営業レポートの作成が可能です。いちいち、全てのアプリをみて回る必要なく、営業の状況を把握できます。
ニュース・社内ニュースのサマリ
Smart at AIはURLを指定することで、外部のウェブサイトの情報を参照することが可能です。これにより、収集したいニュースの情報をkintoneに格納することができます。効率よく自社に関係のある情報を収集することができます。
問い合わせ回答案の自動作成
お客様からの問い合わせに対して、FAQやマニュアル情報を検索しながら、問い合わせの解答案を作成することが可能です。
タスクの順番決め
タスク管理アプリにSmart at AIを設定し、エージェント機能を設定すれば、毎朝、仕事が始まる前に、自分がどの作業をやる必要があるのかを提示してくれます。プロンプトを工夫すれば、取り組むべき順番なども提示してもらうことが可能です。
レコード未登録者の把握
例えば、全員必須のアンケートで誰が回答していないのかを把握するために利用できます。アンケート回答必須者とアンケート回答済みのリストをつき合わせて、定期実行をすることで、誰が回答しているのかしていないのかを割り出すことが可能です。
以上、Smart at AIがエージェント機能に対応したことで、kintoneでAIを自動で動かせるようになりました。その結果、様々なことが自動的にできるようになりました。細かい作業の自動化にはなりますが、これらができることで、作業時間を捻出することが可能になります。
しかもエージェント機能は人間と違い、時間がきたら勝手に動き出してくれるため、大変便利です。ぜひ、このエージェント機能を使いこなして、生産性を向上させましょう。
Smart at AIは無料でお試しも可能ですので、ぜひ興味がある方はトライアルを試してみてください。