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2024/02/29 Smart at AI for kintone Powered By GPT

kintoneプラグインのSmart at AIがアップデート!1つのアプリに3つのプロンプトが設定可能に。

kintoneプラグインのSmart at AIがアップデート!1つのアプリに3つのプロンプトが設定可能に。
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M-SOLUTIONS株式会社が提供するAIサービス、Smart at AI for kintone Powered By GPT(以下、Smart at AI)が2月に機能をアップデート。さらに便利に使いやすくなりました。

 

本記事では、アップデート内容を解説します。Smart at AIでkintoneChatGPTを連携させて、より業務を効率化させていきましょう。

 

Smart at AIとは?

Smart at AIはkintoneとChatGPTを連携するkintoneプラグインです。

 

 

 

 

Smart at AIを設定すると、kintone上でChatGPT(OpenAI APIやAzure Open AI Service)を利用できるようになります。

 

アプリごとにプロンプトを設定できるため、ChatGPTに慣れていない方も簡単に利用できます。

 

設定もAPIキーを登録して、プロンプトを登録しておくだけで利用できます。

 

Smart at AIはすぐに使える無料版と、機密フィルタやログ機能など、便利な機能が使える有料版があります。

 

手軽にkintoneとChatGPTを連携したいという方はオススメです。

 

2月は2つの機能追加

2月に追加された機能は以下の通りです。

 

・1つのアプリに3つのプロンプトが設定可能に

・設定値の変更が可能に

 

1つずつ紹介していきます。

 

1つのアプリに3つのプロンプトが設定可能に

アプリに設定できるプロンプトの数が3つに増えました。

 

 

この機能追加により、多彩なテキスト生成ができるようになりました。使い方はいくつか種類があるので、紹介します。

 

 

別々のプロンプトを同時に実行する

3つのプロンプトを設定できるため、別々のプロンプトを設定することにより、同じ情報から、別々のアウトプットを得ることが可能です。

 

例えば、文章を翻訳したい場合、英語に翻訳するプロンプト、韓国語に翻訳するプロンプト、スペイン語に翻訳するプロンプトを設定しておくことで、同時に複数言語の翻訳が可能です。

 

 

従来だと複数翻訳はプロンプトでも指示ができましたが、出力は1つのフィールドにしかできませんでした。

 

今回のアップデートでそれぞれの翻訳結果を別々のフィールドに一度に情報を出力できます。

 

 

プロンプトを連続同期実行する

3つのプロンプトは連続同期実行が可能です。これにより、出力されたテキストを次のプロンプトで再利用できます。

 

例えば、ブログ記事を作成する際、初めにブログ内容案を入力し、それを基にSEO対策キーワードを生成、ブログ内容案とSEO対策キーワードを使って本文を作成します。

 

最後に、本文を要約してSNS投稿文を作ることができます。これら全ての操作が一度に実行できます。

 

 

 

同じプロンプトを同時実行する

今回のアップデートにより、3つのプロンプトを同時に実行できるようになりました。これを活用して、全てのプロンプトを同じ内容にすることも可能です。

 

例えば、3つの同じプロンプトでテキスト生成することによって、同じ指示でも違うアウトプットを出力できます。その中から最適な文章を選ぶことができるので、より質の良いテキストを選ぶことができます。

 

次の画像はブログ記事を3パターン生成する例です。

 

 

3つのプロンプトを同時実行できるようになったことで出力の幅が広がりました。

設定値の変更が可能に

テキスト生成の設定値を変更できるようになりました。この機能はSmart at AIを使い込みたいプロ向けの機能です。可能な設定値の変更項目は以下の通りです。

 

最大応答(Maximum length)

モデル応答あたりのトークン数を制限します。Smart at AIはOpenAI APIとAzure OpenAI Serviceに対応していますが、各サービスが保有するモデルはそれぞれトークンの最大値が違います。各モデルのトークン最大値を制限することで、パフォーマンスの向上、一貫性の向上、過剰出力の防止などが期待できます。

 

 

温度(Temperature)

温度はランダム性を制御します。温度を下げることは、モデルがより反復的および決定論的な応答を

生成しやすくなります。温度を上げると、予期しない応答や創造的な応答が増えます。ランダム性を制御する方法としては、上位 Pもあります。温度と上位Pは両方調整するのではなく、どちらかを調整してください。

 

 

上位P(TopP)

上位Pは温度と同様に、ランダム性を制御しますが、制御方法が違います。上位Pを下げると、モデルのトークンの選択がより可能性が高いトークンに絞り込まれます。上位Pを上げると、確率が高いトークンと低いトークンの両方からモデルが選択できるようになります。温度または上位の両方ではなくどちらかを調整してみてください。

 

以上、Smart at AIの2月のアップデート情報をお届けいたしました。特に複数プロンプトが設定できることにより活用の幅が広がりました。アイディア次第では便利な使い方が可能です。

 

Smart at AIは無料版と有料版を用意していますので、興味がある方はぜひお気軽にお試しください。

 


お問い合わせはこちら

 

著者プロフィール

  • M-SOLUTIONSメディア編集部

    10年以上kintoneに携わっているkintoneのスペシャリストチーム。 kintoneだけでなく、サイボウズ関連製品や最新テクノロジーにも精通。 kintoneをより便利にする情報をお届けします。 kintone認定アソシエイト・アプリデザインスペシャリスト・カイゼンマネジメントエキスパート取得者所属。

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