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【kintone】Smart at AIのWeb取得機能で業務効率化を実現
Smart at AI for kintone Powered By GPT(以下、Smart at AI)は、kintoneプラグインで、OpenAI APIやAzure OpenAI Serviceを使用して、ChatGPTのように文章生成を可能にします。
このサービスは、kintoneの業務アプリにChatGPTを簡単に統合できるため、kintoneを使った業務のさらなる効率化を実現します。
この度、Smart at AIに「Web取得」という新機能が追加されました。これにより、kintone上でWeb情報を活用した文章生成が可能になります。
本記事では、「Web取得」機能の詳細と使い方について説明します。
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Web取得とは?
Web取得機能は、ウェブサイトの情報を取得して文章を生成する機能です。
プロンプトにURLを入力することで、そのURLのウェブサイトの情報を利用できます。
これにより、kintone上のデータだけでなく、他のウェブサイトの情報も活用して文章生成ができます。
一度のプロンプトで取得できるウェブサイトは最大3つまでです。(※無料版だと1つまで)
活用方法
Web取得機能は様々な用途で利用できますが、今回は具体的な3つの使い方をご紹介します。
顧客情報アプリの情報充実に
Web取得機能は、顧客情報の充実に有効です。
この機能を使えば、企業のURLをkintoneで作成した顧客管理アプリに登録するだけで、自動的にその企業のウェブサイトから情報を取得し、顧客管理アプリに追加することができます。
例えば、企業のプレスリリースや決算情報を自動的に取得し、顧客管理アプリに登録することが可能です。
これにより、手動での情報入力や更新の手間が大幅に削減されます。
為替情報の取得
kintoneのWeb取得機能を使用すれば、為替情報を直接取得できます。
経費精算アプリに為替検索用のURLを指定しておけば、為替情報をkintone情報に取得できます。
これにより、海外との取引がある事業において、経費計算時にWebで為替金額を検索する手間が省けます。
申請画面上で為替のデータを確認できるため、経費精算作業がより便利になります。
天気の取得
天気情報の記録は、業種によっては極めて重要です。
例えば、店舗運営では天候による来客数の変動を把握するため、農業では作物の計画的な収穫を行うために必要です。
店舗日報アプリや農業日報アプリにSmart at AIのWeb取得機能を設定すれば、kintoneアプリに天気情報を自動で取得できます。
これにより、情報検索の手間を軽減できます。
Web取得機能は、Web上の最新情報を手軽に取得するのに特に役立ちます。
他にも様々な使い方がありますので、ぜひ試してみてください。
注意事項
Web取得機能には利用時にいくつか注意点があります。
スクレイピング禁止サイトからテキストは取得できない
Web取得機能はスクレイピングを禁止しているWebサイトの情報は取得できません。
これはChatGPTと同様です。robots.txtでスクレイピングが禁止されているサイトの情報は、情報を取得することができません。ご注意ください。
またプロンプトから、インターネット検索を行うことはできません。Webサイトの情報を取得したい場合は、URLを指定してください。
取得できるテキストの上限はモデルのトークン数に準ずる
Web取得で取得できるテキスト数は利用するモデルによって上限があります。
そのため、テキスト量が膨大なサイトのテキストは全て読み込めるわけではありません。
またHTML形式での取得はHTMLタグなども取得するため、テキストのみの取得よりトークンを消費します。
無料版のWeb取得は1サイトまで。有料版は3サイトまで取得が可能
無料版と有料版でWeb取得できるサイト数が違います。
有料版は最大3サイトまで指定ができますが、無料版は1サイトのみです。
取得できるサイト数に違いがありますのでご注意ください。
以上、Web取得機能について説明いたしました。
Smart at AIは、お客様のニーズに合わせて継続的に進化を続けています。
Web取得機能を活用すれば、kintone上のデータ更新を効率化することが可能です。
Smart at AIは無料トライアルが可能です。無料版ではWeb取得も体験できるため、興味がある方はぜひお申し込みください。