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kintone×Box連携プラグインどっちがよいか比較!
ノーコードでシステムが作れるkintoneとストレージサービスのBox。
この2つのクラウドサービスはプラグインによって連携が可能。
kintoneのレコード詳細画面にBoxのフォルダを表示できます。
連携できるプラグインは2種類あります。
クラウド連携プラグイン for BoxとBox for kintoneです。
あわせてよく読まれている資料 「kintoneでファイル管理をする2つのコツ」 |
kintoneプラグイン「クラウド連携プラグイン for Box」
M-SOLUITONS株式会社が提供するプラグインです。
レコード内にBoxのフォルダを表示できます。
有料ですが、サムネイル表示機能、下位フォルダの自動作成機能など便利な機能が付いているのが特徴です。
kintoneプラグイン「Box for kintone」
Box for kintoneはcybozu developer networkに登録されているサンプルプラグインです。
レコード内にBoxフォルダを表示できます。
無償提供なので費用はかかりません。
ただしサンプルプラグインのため、サポートはされていません。
急に使えなくなるリスクがあります。
では、この2種類のプラグインはどのような特徴があるのか。
比較して紹介します。
kintone×Box連携プラグイン比較表
機能を比較してみました。
機能 | クラウド連携プラグイン for Box | Box for kintone |
サムネイル表示 | ○ | ○ |
レコード作成時にフォルダを自動生成 | ○ | ○ |
下位フォルダ階層を自動作成 | ○ | × |
フォルダ名の自動変更(kintone→Box) | ○ | × |
フォルダ名の自動変更(Box→kintone) | ○ | × |
接続解除ボタン | ○ | × |
Boxのフォルダリンク取得 | × | ○ |
サポート | ○ | × |
費用 | 有料 | 無料 |
機能が異なる点を詳しく解説します。
◆下位フォルダの自動作成
下位フォルダの自動作成ができるのは、クラウド連携プラグイン for Boxだけ。
フォルダ生成時にあらかじめ指定した下位フォルダを作成できます。
下位フォルダ名は文字列フィールドを使って指定可能。
Box側で都度フォルダ作成する必要はありません。
◆フォルダ名の自動変更
フォルダ名の自動変更ができるのもクラウド連携プラグイン for Boxだけです。
Box for kintoneはフォルダ名を変更しても、レコードとフォルダを紐付け続けることは可能です。
しかし、レコード名を変更してもフォルダ名は変わりません。
逆も同じです。
一方、クラウド連携プラグイン for Boxはレコード名を変更するとフォルダ名も自動変更されます。
レコード名をよく変更したい、あるいは間違えてレコード名を登録してしまった場合も、手間なく変更できます。
◆Boxのフォルダリンク取得
kintoneのレコード詳細画面にBoxのフォルダリンクを取得できるのは、Box for kintoneだけです。
Boxをkintoneの詳細画面ではなく、Box側に移動して閲覧したい場合はこのリンク取得機能は便利です。
◆接続/接続解除ボタン
クラウド連携プラグイン for Boxは、kintoneの一覧画面にBoxと接続/接続解除ボタンが設置されます。
これによってBoxとの連携の接続/解除をkintoneの画面上から行えます。
接続と解除がしやすいと連携設定をする際に便利です。
Box for kintoneも初回設定時に接続は行えますが、一度設定をすると解除する機能がありません。
一旦、Box for kintoneのプラグインを解除するか、連携接続が切れる時間まで待つしかありません。
kintone×Box連携プラグインの費用
費用はクラウド連携プラグイン for Boxが有償。
Box for kintoneは無償で提供されています。
クラウド連携プラグイン for Boxは有償であるため、サポートがついています。
一方でBox for kintoneは無償提供です。
サポートはついていないため、自己責任での利用になります。
以上、kintone×Box連携プラグインの比較でした。
kintoneとBox連携を行う際の参考になれば幸いです。
なおクラウド連携プラグイン for Boxは無料トライアルが可能です。
ぜひお試しください。