【kintone】ルックアップ先の値を更新する方法

この記事はkintoneの機能「ルックアップ」のデータ更新に関する記事です。
ルックアップはkintoneの別アプリの情報をコピーできる便利な機能です。

しかし、標準では参照元アプリのデータを更新しても参照先アプリのデータは自動更新されません。
ではどのように対策したら良いのでしょうか？
今回はその方法を詳しく解説します。

kintoneの「ルックアップ」とは？

他のアプリに登録されているデータを参照しながら効率的に入力できる機能です。
たとえば、お客様情報を何度も入力するのが大変なとき、すでに別アプリで顧客情報を管理していれば、そこから顧客情報をコピーして入力できます。

利用者の入力負荷を削減できて便利です。

kintone標準機能のルックアップでコピーした値は自動更新されない。

例えば、顧客情報を管理するマスタアプリ（Aアプリ）と、顧客の案件情報を管理するアプリ（Bアプリ）があるとします。
Bアプリの案件情報に含まれる顧客情報は、Aアプリの顧客情報をルックアップでコピーしてきているとします。

この時、Aアプリの情報を更新しても、Bアプリにルックアップでコピーした値は自動更新されません。
Aアプリの最新の情報をBアプリに反映しておきたい場合は不便です。

kintoneのルックアップ先の値を自動更新する方法は？

いくつか方法があるので紹介します。

①ルックアップの取得ボタンを再度クリックする

ルックアップ元アプリのレコード値を更新したあと、ルックアップ先アプリのルックアップの取得ボタンをクリックすると、最新の値をコピーできます。
手間ですが、標準機能で実現できる方法です。

②CSV読み込みでルックアップの値を更新する

kintoneの機能「CSV読み込み」を利用してルックアップの値を更新すると、最新の値に更新できます。
一度に複数のレコードの値を更新したい場合は便利です。

ただし「CSV読み込み」での更新は定期的に手動で実施する必要があります。
またルックアップ元のフィールドの設定を「値の重複を禁止する」にチェックを入れておく必要があります。

③プラグインを利用する

kintoneにはプラグインという仕組みがあります。
プラグインはkintoneの機能をパワーアップできる機能です。

プラグインには様々な種類がありますが、その中にルックアップ元の値が更新された際に、ルックアップ先の値を更新するプラグインがあります。
例えば、M-SOLUTIONS株式会社が提供する「ルックアップコピー先反映プラグイン」がルックアップ先の値を更新する機能を持っています。

また「ルックアップ自動取得プラグイン」とセットで利用すると更に便利です。
両方のプラグインを利用した導入事例もあるため、どのように利用されているのか知りたい場合は参照ください。

以上、ルックアップ先の値を更新する方法でした。
ルックアップは入力作業を軽減する良い機能です。
業務に合わせて上手く利用しましょう。

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ルックアップコピー先反映プラグイン

ルックアップ自動取得プラグイン