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kintone(キントーン)カスタマイズとは?カスタマイズ事例や方法、トラブル対処まで徹底解説

kintoneは、業務の効率化や情報共有を円滑にするためのクラウド型業務アプリ構築プラットフォームです。
しかし、基本機能だけでは「もっと使いやすくしたい」「特定の業務に合わせた機能を追加したい」と感じることもあるでしょう。
そのような課題を解決するのがプラグインや外部連携サービス、JavaScriptを用いたkintoneのカスタマイズです。
kintoneをカスタマイズすることで、以下のようなメリットが得られます。
- 一覧表示や検索機能を強化し業務データをより見やすく整理
- 通知・お知らせ機能を強化し情報の伝達ミスを防ぐ
- ダッシュボードでリアルタイムの業務状況を可視化
- アプリ間のデータ連携の自動化
本記事では、kintoneをカスタマイズして得られる機能や具体的な設定方法、さらにはよくあるトラブルやその対処法について詳しく解説します。
カスタマイズを活用して、より業務に適したkintoneの運用を実現しましょう!
kintone(キントーン)の代表的なカスタマイズ対象機能
kintoneのカスタマイズ対象として、アプリ・一覧表示・検索機能、通知、ポータルの4つの主要機能があり、それぞれ業務効率化や情報共有の向上に役立ちます。
業務フローの自動化やデータの視認性向上、外部ツールとのシームレスな連携など、企業のニーズに応じた柔軟なカスタマイズが可能です。
以下では、各対象機能の特徴と、業務に活用するための基本機能でできるポイントを詳しく解説します。
アプリ機能
kintoneでは業務に必要なデータ管理アプリを簡単に作成できます。
直感的な操作でフォームを設計でき、コードを書かずにドラッグ&ドロップで項目を追加できるため、業務に合わせたデータ入力画面を構築できます。
活用例
- 顧客管理アプリ:顧客データを一元管理し、商談状況を可視化
- タスク管理アプリ:案件の進捗をチームで共有し、業務の抜け漏れを防ぐ
基本機能の活用ポイント
- フィールドの追加:最適な入力項目(テキスト、数値、日付フィールドなど)の活用
- プロセス管理の設定:ワークフローを構築し、承認フローを自動化
- フィールド権限の設定:特定のユーザーのみが編集・閲覧できるよう制限
一覧表示・検索機能
一覧表示機能により、業務に最適なデータの可視化ができるようになります。
kintoneでは、データを「リスト」「カード」「カレンダー」などの形式で表示でき、必要な情報にすぐアクセスすることができます。
活用例
- 営業案件管理:営業ステータスごとにフィルタを適用し、未対応案件を一覧表示
- 問い合わせ管理:顧客からの問い合わせをカテゴリ別に整理し、すぐに検索できるようにする
基本機能の活用ポイント
- フィルタの活用:特定の条件でデータを絞り込み、必要な情報だけを表示
- ビューの設定:リスト・カード・カレンダーなど、業務に応じた表示形式を選択
- 検索条件のカスタマイズ:特定のキーワードや日付範囲での検索を可能に
通知・お知らせ機能
kintoneの通知・お知らせ機能を活用することで、業務に関する重要な情報をリアルタイムで共有できます。
通知機能を使いこなすことでタスクの進捗や期限管理を漏れなく行う効果も期待できます。
活用例
- 営業管理:受注案件が確定したら担当者に通知を送信
- 勤怠管理:休暇申請が承認された際に、自動で申請者に通知
基本機能の活用ポイント
- リマインダー設定:タスクの締切が近づいたら自動通知
- レコード更新時の通知:特定のユーザーに変更内容をリアルタイムで通知
- ポータル画面でのお知らせ表示:社内連絡事項を簡単に共有
ポータル機能
ポータルを活用することで、業務データをリアルタイムで可視化し進捗管理や分析ができるようになります。
売上やプロジェクトの進行状況をグラフや表で確認できるため、意思決定を迅速化できます。
活用例
- 表やグラフの表示:売上推移やKPIの変動を可視化し、データドリブンな意思決定を支援
- プロジェクト管理:タスクの進捗率や残作業数を管理
基本機能の活用ポイント
- グラフウィジェットの活用:売上推移や業務の進捗を可視化
- データ集計の設定:特定の条件でデータを集計し、ダッシュボードに表示
- 一覧表示と組み合わせた分析:未対応案件の数や処理時間の変化を分析
kintone(キントーン)をカスタマイズする方法
kintoneのカスタマイズには、プラグインの導入・REST APIの活用・JavaScript APIによる開発・CSSによるUIカスタマイズなど複数の方法があります。
各手法にはそれぞれ特徴があり、ノーコードで手軽に機能を拡張する方法から、プログラミングを活用して柔軟にカスタマイズする方法まで対応できます。
ここでは、主要なカスタマイズ手法について詳しく解説します。
kintoneプラグインの導入による機能拡張(ノーコード)
kintoneのプラグインを活用することで、基本機能では実現できないカスタマイズをノーコードで簡単に追加できます。
独自に開発されたプラグインを導入することで、検索機能の強化・データ入力の自動化・UIのカスタマイズなどを手軽に実装できます。
例えば、一覧画面に高度なフィルタを追加したり、入力ミスを防ぐために条件付きで必須項目の設定を制御したりすることも、プラグインを活用すれば簡単に設定できます。
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kintoneプラグインを活用したカスタマイズ例
1.検索機能強に向けたkintoneプラグイン活用
シナリオ例:営業担当者が過去1年間に対応した顧客の契約情報を迅速に検索できるようにするため、検索機能を強化したい。
- 複数の検索条件を組み合わせてレコードを基本機能よりも簡単に絞り込むことが可能
(例:「契約済みの顧客かつ2024年以降の案件」を検索) - レコードのすべてのフィールドを対象にキーワード検索できるようにする
- 特定の条件に合致したデータだけを瞬時に表示
(例:「担当者別」「地域別」の検索を簡単に切り替え)
↓検索機能を強化するプラグイン↓ |
2.一覧画面のkintoneプラグイン活用
シナリオ例:営業部が未対応の案件を見落とさないようにするため、一覧画面で「未対応」ステータスの案件を赤色でハイライトしたい。
これにより対応漏れが減少し、フォローアップの精度の向上を期待する。
- 重要なレコードを色分け
(例:未対応案件は赤、対応中は黄色、完了済みは緑) - 特定のフィールドを列固定して表示
(例:顧客名や案件名を常に左側に固定) - 一覧画面から直接「対応済み」に変更できるボタンを追加
↓一覧画面を強化するプラグイン↓ |
3.データの自動入力
シナリオ例:新規タスクを登録すると、期日が自動で入力されるよう設定します。
また、優先度が変更されると自動で期日が変わるように設定します。
これにより、手入力の負担が軽減されタスク管理の精度の向上が期待されます。
- 固定値以外を自動入力
(例:レコード追加時に期日に今日から2週間後の日付が自動で入力される) - 入力内容に合わせて他フィールドの値を変更
(例:優先度を「中」から「高」に変えると期日が3日後に変わる) - 定型文をワンクリックで挿入
(例:タスクの「備考」欄にテンプレートを自動入力)
kintone REST APIを活用した外部サービス連携
kintone REST APIを活用することで、外部システムとのデータ連携や自動化が可能になります。
チャットツールやGoogleスプレッドシート、freeeなどの外部ツールと連携することで、データ入力の手間を削減し業務フローを効率よく統合できます。
REST APIを活用して実現できること
- 外部ツールとのデータ同期:kintoneのデータを自動で他のシステムと共有
- Webhookを活用したリアルタイム通知:レコードの更新時に外部サービスへ通知を送信
- バッチ処理でデータを定期更新:特定の時間にデータを取得・登録し、最新情報を維持
kintone JavaScript APIで柔軟にカスタマイズ
kintone JavaScript APIを活用することで、一覧画面・詳細画面・入力フォームのカスタマイズが可能になります。
特定の条件に応じた表示の変更やボタンの追加によって、業務フローを効率化するなど高度なカスタマイズを実現できます。
JavaScript APIを活用して実現できること
- 一覧画面のフィールドの見た目を動的に変更:特定のフィールドの値を元に背景色を変更
- レコード編集時の自動入力処理:フォーム入力の負担を軽減
- カスタムボタンを追加し、特定の処理を自動実行
kintone(キントーン)の基本機能でできるカスタマイズ方法
これまで述べたように、kintoneのカスタマイズを活用すると業務データの管理と活用をより効率的に行うことができます。
ここでは冒頭でご説明したアプリ・一覧表示・検索・通知・お知らせ・ポータル・外部連携の各機能の基本機能でできるカスタマイズ設定方法について詳しく解説します。
アプリの作成方法
kintoneでは業務に必要なデータ管理アプリをノーコードで作成できます。
ドラッグ&ドロップ操作によりフィールドを追加し、業務に適した入力フォームを構築できます。
さらに、ワークフローの自動化や権限設定を活用することで効率的なデータ管理を行えます。
ここではアプリの作成手順を簡単にご紹介します。
アプリを新規作成
kintoneアプリの基本的な作り方はこちらで解説しています。 |
フィールドの設定
- ルックアップ機能を活用し、他のアプリのデータを自動入力することも可能
- ドロップダウンやラジオボタンを追加することで表記揺れを防止
- 必要に応じて数値・日付フィールドの計算式を設定し、業務データを自動計算
kintoneの日付計算についてはこちらで徹底解説! |
プロセス管理の設定
kintoneのワークフローに関する詳細はこちらでチェック! |
アクセス権限の設定
- 必要に応じて部門ごとに閲覧・編集の制限を行うことが可能
一覧表示・検索機能の設定方法
一覧表示と検索機能を活用すると、必要なデータを迅速に検索し、業務に最適な形式でデータを整理・表示できます。
ここでは一覧表示と検索機能の簡単な設定方法をご紹介します。
一覧表示の設定手順
検索機能の設定手順
通知機能の設定方法
kintoneの通知機能を活用すると、業務に関する重要な情報をリアルタイムで共有し作業の抜け漏れを防ぐことができます。
ここでは通知機能の簡単な設定手順をご紹介します。
アプリの条件通知機能、設定手順
kintoneの「アプリの条件通知」を活用すると、レコードが追加・編集・コメントの書き込み・ステータスの更新・ファイル読み込みされたときに、関係者へ自動通知を送ることができます。
- アプリの設定画面を開き、「設定タブ」をクリックし「アプリの条件通知」を選択
- 通知先を追加し、通知のトリガーを選択
(「レコード追加」「レコード編集」「コメントの書き込み」など)
- 設定を保存し、「アプリを更新」をクリックして適用
リマインダー機能の設定手順
リマインダーを設定すると、タスクの期日が近づいた際に自動で通知が送信され、業務の進捗管理が促進されます。
①アプリの設定画面を開き「設定タブ」をクリックし、「リマインダーの条件通知」をクリック
③左側の「リマインドの条件」で通知のタイミングと通知を送る条件、通知内容を指定
(例:「進捗」が「完了」でない場合、「期日」フィールドに入力されている日になったら通知)
④通知を受け取るユーザー(担当者・特定のグループなど)を指定
設定を保存し、「アプリを更新」
kintoneの通知をTeamsやLINE WORKSなどのチャットツールに送りたい場合はkintone連携サービス! |
ポータル機能の設定方法
ポータル機能を活用すると、業務データをリアルタイムで可視化し、経営判断や業務改善の意思決定を迅速化できます。
売上推移や案件の進捗状況をグラフやチャートで表示することで、データの視認性を向上させ、必要なアクションを明確にすることが可能です。
ポータルにグラフやアプリの一覧画面を設定する方法
①ポータルやスペースのお知らせ欄の右上の「編集」アイコンをクリックし「お知らせ掲示板の編集」画面を開く
(スペースの場合は「本文の編集」画面)
②「アプリ貼り付け」をクリックし、ポータルに表示したいアプリを選ぶ
④「保存」ボタンをクリックし、ポータルに表示されたことを確認
kintoneプラグインを使って外部連携するカスタマイズ設定方法
kintoneのプラグインを活用することで、Slackなどのチャットツール、Googleスプレッドシート、freeeなどの外部ツールとシームレスに連携できます。
これにより、データ入力の自動化・通知の強化・リアルタイムデータ共有が可能となり業務の効率化を大幅に向上できます。
ここでは、kintoneプラグインを活用した外部ツールとの連携方法を簡単にご紹介します。
kintoneプラグインを活用した外部連携手順
- 「kintoneシステム管理画面」にアクセスし、「プラグイン」メニューを選択
- 「読み込む」をクリックし、ダウンロードしてきたプラグインを選択し、インストール
- アプリの設定画面からプラグインを選択し、プラグインを追加
- 各プラグインの設定画面を開き必要な設定を行う
- 設定を保存し、「アプリを更新」をクリック
kintone(キントーン)をカスタマイズする際によくあるトラブルとその対処法
kintoneをカスタマイズすることで、業務の効率性とデータ管理の利便性も向上しますが、実装時にさまざまなトラブルが発生することがあります。
ここでは、kintoneのカスタマイズ時によくあるトラブルを整理し、それぞれの原因と対処法を詳しく解説します。
アップデートによりカスタマイズが正常に動作しない
よくあるトラブル内容
- kintoneのシステムアップデート後に、カスタマイズが機能しなくなった。
- JavaScriptやREST APIで実装したカスタム機能がエラーを出す。
- 導入していたプラグインが動作しなくなり、表示が崩れる。
対応方法
・事前にkintoneのアップデート情報を確認
- kintone公式のアップデート情報を定期的にチェックし、影響を受けるカスタマイズがないか確認。
- 事前にテスト環境で新バージョンを試す。
・JavaScript APIやREST APIの変更点を確認し、コードを修正
- kintone Developer NetworkのAPIドキュメントを確認する。
- 旧バージョンの関数を最新のものに置き換える。
プラグインの最新バージョンを適用
- ベンダーが提供するプラグインの最新版をダウンロードし、適用する。
- 自社開発のプラグインの場合、kintoneの仕様変更に合わせて修正。
コピー&ペーストしたJavaScriptが正しく機能しない
よくあるトラブル内容
- インターネット上で公開されているJavaScriptコードをコピー&ペーストしたが、エラーが出る。
- 一覧画面やフォームで動作するはずのスクリプトが機能しない。
対応方法
・フィールドコードを確認し、適切に修正
- kintoneの「アプリの設定」→「フォーム」→「フィールドコード」を開き、スクリプト内のフィールドコードが正しいかチェック。
・ブラウザの開発ツールでエラーメッセージを確認
- Google Chromeの開発者ツールを開き、「Console」タブでエラーメッセージを確認。
- Uncaught TypeError の場合、変数の型が正しくない可能性があるため、データ型を修正する。
・JavaScript APIの適用範囲を確認
- app.record.index.show → 一覧画面で動作
- app.record.create.show → 新規レコード画面で動作
- app.record.edit.submit → 編集画面でデータ保存時に動作
プラグイン間の競合により一部の機能が使用できない
よくあるトラブル内容
- 特定のプラグインを有効にすると、他のプラグインの機能が正しく動作しなくなる。
- 一覧表示のスタイルが崩れる、特定のボタンが反応しない。
対応方法
・プラグインを1つずつ無効化し、競合するプラグインを特定
- 「管理画面」→「プラグインの設定」で、1つずつ無効化し、どのプラグインが競合しているか確認。
・プラグインの設定を変更
- 設定項目を見直し、対象のフィールドやイベントを調整する。
・JavaScriptの競合を回避
- 競合する変数名や関数名を変更し、スクリプトを修正する。
kintone(キントーン)のカスタマイズ事例
kintoneのカスタマイズを活用することで、さまざまな業務のデジタル化や効率化が可能になります。
ここでは、実際にkintoneを活用して業務改善を実現した具体的なカスタマイズ事例を紹介します。
Excelのように複数行の同時編集を行う
kintoneでのデータ管理は手軽でかつファイル破損の心配がないのでいいのですが、Excelのように複数行(kintoneの場合複数レコード)をまとめて編集したいということもあります。
プラグインを用いてkintoneの一覧画面をExcelライクにし、一括編集やフィルタや検索をできるようにすることで作業効率が向上します。
よくある課題
- Excelのように複数行同時編集を行いたい
- その時々で違った条件で絞り込みを行いたい
- Excelのオートフィルのようにまとめて連続入力を行いたい
kintoneをカスタマイズすることでの解決策
- Excelのように複数行まとめて編集して手間を減らせる
- 一覧画面上で複数のフィールドに対して絞り込みを行える
Excelからkintoneへの移行・共存なら「Smart at tools for kintone Excel入力」 |
アプリ間のデータ連携の自動化
顧客台帳のデータを更新したけどもルックアップでの引用先の見積もりや請求管理のアプリで再取得を忘れていて古いデータのまま書類を発行して送ってしまった。
そんなことを防ぐためにもルックアップ先のアプリを自動で更新する。
また、関連レコードを集計して合計値を集計する。
カスタマイズを使えばこんなことも可能です。
よくある課題
- ルックアップ元アプリを更新後に引用先アプリで再取得忘れ。
- 関連レコードで表示しているデータの金額の合計値がわからず手集計している。
kintoneをカスタマイズすることでの解決策
- レコード更新時に別アプリに引用されているレコードでルックアップを再取得して保存する
- 関連レコードで表示しているデータを集計して数値フィールドに保存する
- レコードを更新したら上記の集計処理を自動で行い集計値を上書きする
ルックアップの再取得を簡単にするプラグインはこちら! |
データを統合しワンクリックで効率的なレポート作成を実現
売上や案件データが複数のシステムに分散していると、レポート作成に時間がかかりリアルタイムな意思決定が難しくなります。
kintoneの外部連携機能やダッシュボード機能を活用することで、データの自動集計・リアルタイムレポート作成が可能になり業務の生産性を向上させます。
よくある課題
- 営業データや売上データが複数のシステムに分散し、レポート作成が手間
- データを毎回手作業で集計しており、時間がかかる
kintoneをカスタマイズすることでの解決策
- 外部サービスと連携し売上データを自動取得
- ダッシュボード機能を活用しリアルタイムで売上レポートを作成
- REST APIを利用して会計ソフトとデータを連携
kintone連携サービスで、簡単にシステム連携! AIと連携して、kintoneのデータを元に簡単にレポート作成! |
kintone(キントーン)カスタマイズの学習方法
kintoneのカスタマイズを効果的に活用するには、基本的な設定方法からJavaScriptやREST APIを使った高度なカスタマイズまで、段階的に学習することが重要です。
ここではkintoneカスタマイズのスキルを向上させるために活用できる学習リソースを紹介します。
公式ドキュメント・学習サイトの活用で基礎知識の習得
kintoneのカスタマイズを学ぶ際には、公式ドキュメントや学習サイトを活用することで、基本機能やカスタマイズの手順を体系的に学習できます。
特に、kintoneヘルプサイトやCybozu公式のオンライン学習コンテンツを活用すると基礎知識を確実に習得できます。
公式ドキュメント・学習サイトの活用例
- kintoneヘルプサイトにアクセスし基本操作を学習
- Cybozu公式のオンライン学習プラットフォームで動画学習
- サンプルアプリを作成し実際に機能を試す
cybozu developer networkの活用で、実践的なカスタマイズを習得
kintoneのカスタマイズを本格的に学びたい場合、cybozu developer networkの活用が必須です。
公式ドキュメント・サンプルコード・チュートリアルが充実しており、実践的なカスタマイズの方法を学習できます。
特にJavaScript APIやREST APIを利用したカスタマイズを試す際に役立ちます。
cybozu developer networkの活用例
- cybozu developer network にアクセス
- 「はじめようJavaScript」チュートリアルを実施
- APIドキュメントを確認し、実際にスクリプトを試す
- フォーラムを活用し、他の開発者と情報交換を行う
kintone(キントーン)カスタマイズスペシャリストの資格取得
kintoneのカスタマイズスキルを客観的に証明し実務に活かしたい場合は、「kintoneカスタマイズスペシャリスト」資格の取得が効果的です。
この資格を取得することでkintoneの基本機能に加え、JavaScript APIやREST APIを活用した高度なカスタマイズスキルを習得していることを証明できます。
kintoneカスタマイズスペシャリスト資格取得に向けた学習方法
- kintoneカスタマイズスペシャリスト公式サイトで試験概要を確認
- 公式の学習教材を使い、試験範囲を網羅的に学習
- 理解度をチェックしながら学習を進める
- 実際にカスタマイズを実装し、試験範囲の内容を実務で活用
まとめ
本記事ではkintoneの主なカスタマイズ機能、設定方法、活用事例、トラブル対処法、学習方法について詳しく紹介しました。
カスタマイズにはプラグインの導入、REST APIやJavaScript APIの活用、CSSを用いたUIの最適化などさまざまな手法があり、業務の課題に応じた適切な手法を選択することが重要です。
具体的なカスタマイズ事例もいくつか紹介しました。
また、kintoneカスタマイズを実践する際には、アップデートによる影響やプラグインの競合、JavaScriptの適用範囲の誤りなどのトラブルが発生する可能性があるため、事前の対策が必要です。
効果的に学習を進めるためには、Cybozu Developer Networkや公式ドキュメントの活用、kintoneカスタマイズスペシャリスト資格の取得が有効です。
カスタマイズの成功には、まず業務課題を明確にし、適切な手法を選択し段階的に実装を進めることが重要です。
一方で活用を進めていく中では現場から複雑な要件が上がってきたり、開発が必要な場合も多々発生します。
弊社では、kintoneの導入やカスタム開発、外部システム連携などはもちろん、kintoneを強化するためのプラグインを提供しています。
具体的な支援内容や価格についてご興味・ご関心がある方は、ぜひお問い合わせください。