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2025/07/31 Smart at AI for kintone Powered By GPT

Smart at AI、長文生成機能について

Smart at AI、長文生成機能について
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Smart at AIの「長文生成機能」について、設定方法や注意点を記載しております。

長文生成機能とは

モデルの最大出力数を超える長文を、指定した回数分に分割して順次生成し、最終的に生成結果を結合してkintoneのフィールドに保存します。
従来では実現できなかった数万字の出力が可能になります。

主なユースケース

1. PDF全文翻訳

・数万文字規模のPDFを任意の回数に分割して生成AIで翻訳し、最終的に一つのドキュメントにまとめる
・生成AIに適切な分割回数を判断させて翻訳させることも可能

2. 長尺レポート作成

調査報告書や提案書など、数万字規模の文章を生成AIに任せたい場合

設定手順

以下のステップで、長文生成機能を有効化・実行できます。

1. 長文生成モードを設定

「長文生成モード」を有効にし、分割したい回数を以下の2つの方法で指定します。

  • 「総繰り返し回数」欄に分割したい回数を入力する
    例:「3」を入力→計3回に分割して順次生成する
  • アプリの数値フィールドを選択する(生成時にフィールドの値が使用されます。)

・数値を入力する場合
①ドロップダウンから「総繰り返し回数を指定」を選択する。①ドロップダウンから「総繰り返し回数を指定」を選択する

②「総繰り返し回数」欄に数値を入力する。

②「総繰り返し回数」欄に数値を入力する。

・フィールドを選択する場合
ドロップダウンから取得先のフィールドを選択する。

①ドロップダウンから取得先のフィールドを選択する。

2. プロンプトへのシステム変数埋め込み

プロンプト本文へ以下の形式で変数を挿入します。

添付PDFを%%システム値:繰り返し回数%%に分割し、日本語で翻訳してください。
%%システム値:繰り返し回数%%分割したうちの%%システム値:繰り返し回数%%番目を出力してください。

%%システム値:繰り返し回数%% → 現在処理中の回数
%%システム値:繰り返し回数%% → 繰り返し回数

プロンプトへのシステム変数埋め込み

3. 生成を実行

設定した「繰り返し回数」分の生成が実行され、結果がkintoneに保存されます。

繰り返し回数分の生成が実行され結果がマージされる

運用ポイントと注意点

最大分割数

設定できる最大の総繰り返し回数は、プランによって異なります。
複数プラン契約時は一番上位のプランの値になります。
例:ライトプランとスタンダードプランの契約時、上限は「10」

総繰り返し回数 上限
無料版 2
ライトプラン 5
スタンダードプラン 10
プレミアムプラン 20

最適な分割数の設定

モデルの文字数(トークン)制限(約5,000~20,000文字、利用する生成モデルによって異なる)を考慮し、1パートあたり数千字程度になるよう目安を調整しましょう。
※2025年5月時点

消費される生成回数について

1回の実行で設定した「繰り返し回数」分の利用回数が消費されます。
また、添付ファイルを設定していた場合も同様に「繰り返し回数」分の添付ファイル読み込み利用回数が消費されます。

例:繰り返し回数:5回の場合、消費生成回数:5回

 

以上、Smart at AIの「長文生成機能」についてご紹介しました。
ご興味ある方は、下記のボタンからお気軽にお問い合わせください。

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プロフィール

  • M-SOLUTIONSメディア編集部

    10年以上kintoneに携わっているkintoneのスペシャリストチーム。 kintoneだけでなく、サイボウズ関連製品や最新テクノロジーにも精通。 kintoneをより便利にする情報をお届けします。 kintone認定アソシエイト・アプリデザインスペシャリスト・カイゼンマネジメントエキスパート取得者所属。

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