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kintone×AIはどのプランが最適?Smart at AIのプランを比較解説
「Smart at AI for kintone Powered By GPT(以下、Smart at AI)」は、kintone上でChatGPTのような生成AIの機能を使えるサービスです。そんな中、Smart at AIを導入してみたいけれど、どのプランにしたらよいか迷っている方もいるかと思います。
そこで本記事では、自社の状況に合ったSmart at AIのプランを選択できるようになるための情報をご紹介します。
全プランで真似できるSmart at AIの機能を使いこなすヒントを公開中! |
Smart at AI for kintone Powered By GPTとは?
kintoneは、さまざまな業務アプリを簡単に作れるクラウドサービスとして多くの企業で導入されています。「Smart at AI」は、kintoneにChatGPTなどの高度な文章生成機能やRAG機能、そしてエージェント機能を使えるようにできるプラグインです。
手間のかかるレポートや提案書の作成を迅速化したり、kintoneに溜まった情報やノウハウを元に文章生成ができるため、このプラグインを使えば、日々の業務を手助けします。
Smart at AI for kintone Powered By GPTの3つのプラン
Smart at AIには、「ライトプラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3種類があり、利用目的に応じて選択できます。各プランの違いは次の通りです。
ライトプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
利用回数制限 | 500回〜/月 ※プランに準ずる |
500回〜/月 ※プランに準ずる |
100回〜/月 ※プランに準ずる |
利用できる生成AI | OpenAI・Anthropic・Gemini・Azure OpenAI Service | OpenAI・Anthropic・Gemini・Azure OpenAI Service | OpenAI |
利用できるモデル | GPT4o miniなど 詳細は製品資料に記載 |
GPT4oなど 詳細は製品資料に記載 |
o1 詳細は製品資料に記載 |
web取得 | 3URL / 1回 | 10URL / 1回 | 10URL / 1回 |
画像読み込み | 10回〜/月 ※プランに準ずる |
500回〜/月 ※プランに準ずる |
100回〜/月 ※プランに準ずる |
RAG(検索拡張) | 200レコード/1回 | 2,000レコード/1回 | 2,000レコード/1回 |
エージェント実行 (定期的な自動生成) |
10設定まで | 30設定まで | 30設定まで |
※プランの機能差のみを表示した表です。
ライトプラン
ライトプランは、Smart at AIを「まず試してみたい」「どれくらい便利なのか体感したい」という方向けです。
たとえば、一部署で問い合わせ対応の文例を自動生成したり、営業資料の下書きをサクッと作成したりといった使い方を通じて、AIの導入効果を手軽に実感できます。
添付ファイル読み込みやRAG利用回数などに制限はあるものの、費用を抑えて基本機能を試せるため、AI活用を始める第一歩として取り組みやすいです。
スタンダードプラン
スタンダードプランは、kintoneとSmart at AIを使った効率化を本格導入したい企業におすすめです。ライトプランより多くの添付ファイル読み込みやRAG機能、Web取得が利用でき、書類管理や、ナレッジ検索、調査業務に適しています。
例えば、紙の書類をスキャンして添付し、AIで必要情報を自動抽出してデータ化できるため、領収書や見積書の整理に役立ちます。RAG機能を使えば、社内ナレッジを横断的に検索でき、社員がわからないことを確認する手間が省けます。
プレミアムプラン
プレミアムプランは、高度な運用を求める企業に適しています。特にOpenAI APIのo1モデルを利用できる点が大きな特長で、より高度な推論やHTML生成などを行えるため、文書生成だけでなく、kintoneに格納したデータからの戦略立案や高度な集計を実現できます。
例えば、営業データをもとに営業動向を分析し、最適な営業戦略を提案するシステムの構築が可能です。また、カスタマーサポートの履歴を解析し、問い合わせの傾向を把握することで、サポート品質の向上を行うことが可能です。
Smart at AIのプランは組み合わせ利用ができる
Smart at AIのプランの特徴はプランを組み合わせて利用できるという点です。例えば、AIによるテキスト生成と画像生成をよく使うが、テキスト生成は月6000回ほど行うが、ライトプランでもよく、画像生成は月500回程度で良いという場合、ライトプランの「LT-6000」とスタンダードプランの「ST-500」の組合せ利用が可能です。
まとめ
プランを選ぶ際は、自社の利用規模や予算、どの機能を重視するかが重要になります。小規模から試して効果を確かめたい場合はライトプラン、本格的に業務効率化を図るならスタンダードプラン、高度な分析や集計を進めたい場合はプレミアムプランがオススメです。
もし「どのプランが適切かわからない」という場合には、M-SOLのサポート窓口に相談したりするのも方法です。少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひSmart at AIの導入を検討してみてはいかがでしょうか。