ビジネスの現場では、社内コミュニケーションツールとしてLINE WORKSが広く活用されています。一方で、BoxやDropboxなどのストレージサービスも、重要な業務ファイルの管理に欠かせないツールとなっています。これらのサービスは、それぞれスマートフォンアプリを提供しているため、外出先でも利用できる便利さが特徴です。
しかし、この2つのサービスを併用する際に、小さいながらも気になる課題があります。それは、作業のたびにアプリを行き来する必要があり、わずかながら業務の流れが途切れてしまうことです。特に急ぎの用件や、複数のファイルを扱う際には、この切り替えの手間が積み重なっていきます。
この課題を解決する方法として、LINE WORKSのDrive機能を使用するという選択肢もあります。ただし、これにはサービスの容量を使ってしまったり、追加料金が発生する可能性があります。
そこで今回は、LINE WORKSとストレージサービスをシームレスに連携させ、業務効率を大幅に向上させる方法をご紹介したいと思います。この方法を活用することで、アプリの切り替えにかかる時間と手間を解消し、よりスムーズな業務フローを実現することができます。
LINE WORKSとストレージサービスの連携方法
連携には「Smart at GATE 」というサービスを利用します。Smart at GATE はLINE WORKSのトークルームにオリジナルのメニューを設定できるサービスです。このサービスを使うことで、LINE WORKSのトークルームからシームレスにBoxやDropboxなどのストレージサービスへアクセス可能になります。
連携で可能なこと
フォルダ遷移
Smart at GATE を利用すれば、指定したストレージサービスのフォルダへ直接移動できます。手軽に格納しているファイルが確認できたり、カメラ起動をして、写真保存などもLINE WORKS上からストレージサービスへスムーズに行う事ができます。
リンク共有
ストレージサービス上のファイルリンクをLINE WORKSのトークルームに直接投稿できます。ファイルの共有が簡単になり、LINE WORKSユーザー間の情報伝達のスピード向上につながります。
対応ストレージサービス
Smart at GATE のオリジナルメニューはWebリンクを組み込む仕組みで動作します。
そのためWebブラウザからアクセス可能なクラウドストレージサービスであれば対応可能です。
実際、BoxやDropboxなど大手ストレージサービスとの連携ができることを確認しています。
価格
Smart at GATE は1アカウントあたり月額45円から利用できます。
利用者数が増えるほど1アカウントあたりの料金が下がるプランも用意されています。
大規模導入でよりお得になる料金体系です。
プラン名
ID数
費用(税別)
1IDあたり
スタータープラン
100IDまで
¥54,000/年 (¥4,500/月当たり)
¥540/年 (¥45/月当たり)
ライトプラン
300IDまで
¥144,000/年 (¥12,000/月当たり)
¥480/年 (¥40/月当たり)
スタンダードプラン
500IDまで
¥216,000/年 (¥18,000/月当たり)
¥432/年 (¥36/月当たり)
エンタープライズプラン
1,000IDまで
¥360,000/年 (¥30,000/月当たり)
¥360/年 (¥30/月当たり)
また、30ID・10トークルームまで利用可能な無料版も提供されており、小規模な利用から始めることができます。なお、ID数はLINE WORKSの契約ID数に準じます。LINE WORKSの利用ID数がプランの制限を超えた場合は、プランのアップグレード手続きが必要です。
まとめ
LINE WORKSとストレージサービスをシームレスに連携すれば、わずかな操作時間の削減を積み重ねることで、業務効率を大きく改善できます。
Smart at GATE を利用し、LINE WORKSとストレージサービスを快適に運用してみませんか?
無料トライアルもありますので、興味があればぜひお申し込みください。
10年以上kintoneに携わっているkintoneのスペシャリストチーム。
kintoneだけでなく、サイボウズ関連製品や最新テクノロジーにも精通。
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kintone認定アソシエイト・アプリデザインスペシャリスト・カイゼンマネジメントエキスパート取得者所属。