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2022/03/24 文字列結合プラグイン

【kintone】文字列を結合する方法【7選】

【kintone】文字列を結合する方法【7選】
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この記事は、kintone(キントーン)のフィールドの文字列を結合する方法を説明します。

 

kintoneは複数フィールドの文字列の値を結合することができます。

そしてその結合した値を別のフィールドに格納できます。

文字列結合は様々な方法で実現できるので、1つずつ紹介します。

 

標準機能で結合する

 

kintoneは文字列を結合する機能があります。

例えば、文字列(1行)フィールドでは「&」演算子を利用できます。

「&」演算子を利用することで、複数のフィールドを結合できます。

 

[&演算子]文字や数値の結合

利用例は以下のようなケースです。

 

例:「姓」フィールド 「名」フィールドの値を結合し、「姓名」フィールドに値を出力する。

 

しかし、全てのフィールドを結合できるわけではありません。

「&」演算子で結合できるフィールドは以下の通りです。(2021/6/25現在)

 

文字列(1行)/数値/計算/ラジオボタン/ドロップダウン/日付/時刻/日時/ルックアップ/レコード作成者/レコード更新者/レコード作成日時レコード更新日時

 

そのため、チェックボックス、複数選択、ユーザー選択やレコード番号など、対応していないフィールドタイプを結合したい場合は、他の方法で結合する必要があります。

(なお、チェックボックスと複数選択はIF関数とCONTAINS関数を利用すれば、結合できる場合もあります。)

 

プラグインで結合する

 

プラグインを利用して、文字列結合を実現できます。プラグインは2種類あります。

 

サンプルプラグイン(文字結合プラグイン)

 

Cybozu Developers Networkに公開されているサンプルプラグインです。

 

このプラグインを使うと、標準機能では結合できないフィールドタイプの値を結合できます。

例えば、文字列(複数行)、ユーザー選択、組織選択、グループ選択、リンクなどです。

詳しくはこちらのWebサイトで確認ください。

 

他にも、結合する文字列の間に接続用の「記号」を設定できたり、結合した文字列を文字列(1行)フィールド以外のリッチエディターや文字列(複数行)フィールドにも出力ができます。

 

ただ、このプラグインはあくまでもサンプルです。

動作保証はされていません。

利用にはリスクがあるので十分に注意してください。

 

文字列結合プラグイン

 

M-SOLUITONS株式会社が提供しているプラグインです。

こちらのプラグインはサンプルプラグインと機能は似ていますが、動作保証されており、サンプルプラグインより高機能です。

 

例えば、結合できるフィールドの種類は、サンプルプラグインより多いです。

 

 

比較表にまとめましたので、参考にしてください。(2021/6/25現在)

 

結合元になる項目

 

フィールド名 標準機能 サンプルプラグイン 文字列結合プラグイン
文字列(1行)
文字列(複数行)
数値
ラジオボタン
チェックボックス
複数選択
ドロップダウン
日付
時刻
日時
リンク
ユーザー選択
組織選択
グループ選択
ルックアップ
リッチエディター
計算
添付ファイル
ステータス
作業者
レコード番号
レコード作成者
レコード作成日時
レコード更新者
レコード更新日時

 

結合先になる項目

 

フィールド名 標準機能 サンプルプラグイン 文字列結合プラグイン
文字列(1行)
文字列(複数行)
リッチエディター

 

再結合

 

文字列結合プラグインは文字列を再結合する機能があります。

 

例えば、文字列の結合ルールをプラグインで変更した際に、過去に結合したフィールドの値を更新したいケースがあります。

その際に再結合機能がないと、1つ1つのレコードを編集して更新する必要があります。

 

再結合機能があれば、一括でレコードの値を更新できるので便利です。

 

区切り文字

 

結合する文字列の間に区切り文字を設定できます。

例えば、フィールドAの値「2021」とフィールドBの値「001」があるとします。区切り文字を「-」と設定した場合、「2021-001」と結合して出力できます。

 

また複数選択ができるフィールドで複数の値が登録された時に、選択肢した値の間に区切り文字を設定できます。

具体的には、チェックボックス、複数選択、添付ファイル、ユーザー選択、組織選択、グループ選択のフィールドです。

 

例えば、チェックボックスで、「A」「B」「C」の値があり、「A」「B」「C」全ての値が選択されたて、区切り文字を「_」と設定した場合、「A_B_C」と結合して出力できます。

 

連携サービスの中の機能で結合する

 

連携サービスの中には、文字列結合を実現する機能を持っているサービスがあります。

すでに利用しているサービスがあれば、そのサービスを利用して文字列結合を実施しても良いでしょう。

 

krewSheet

 

グレープシティ社が提供するkrewSheetは、kintoneの一覧画面をExcel風に表示できるプラグインです。

この機能の中に、文字列を数式で結合できる機能があります。数式を利用することで、文字列結合ができます。

 

krewData

 

グレープシティ社が提供するkrewDataは、kintoneアプリのデータを自由に加工できるプラグインです。

データ編集フローを定義して、文字列を結合できます。

 

gusuku Customine

 

アールスリーインスティテュート社が提供する「gusuku Customine」でも実現可能です。

カスタマインはjavascpiptカスタマイズをノーコードでkintoneに実装できる連携サービスです。

このサービスを使って文字列結合を実現できます。

 

カスタマイズで文字列を結合する

 

最後の方法としては、カスタマイズで文字列結合する方法です。

kintoneはJavaScriptでカスタマイズができまるため、直接コードを書いて文字列結合を実現できます。

 

カスタマイズができる人が身近にいる場合は、この方法で文字列結合を実現しても良いでしょう。

 

 

以上、kintoneで文字列結合をする方法でした。皆様の参考になれば幸いです。

文字列結合プラグインの詳細を知りたい方は以下からお申し込みください。

 

 

 

 

著者プロフィール

  • M-SOLUTIONSメディア編集部

    10年以上kintoneに携わっているkintoneのスペシャリストチーム。 kintoneだけでなく、サイボウズ関連製品や最新テクノロジーにも精通。 kintoneをより便利にする情報をお届けします。 kintone認定アソシエイト・アプリデザインスペシャリスト・カイゼンマネジメントエキスパート取得者所属。

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