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BoxとDropbox。kintone連携するにはどちらがピッタリ?
現代のビジネス環境では、データ共有と管理がますます重要になっています。
リモートワークの普及や扱うデータ量の増加がその要因の一部です。
データセキュリティもまた、重大な課題となっています。
こうした状況で便利なのがストレージサービスで、大量のデータをクラウド上で安全に管理できます。
主要なストレージサービスは、セキュリティ対策も万全で、手軽に利用できます。
本記事では、ビジネスアプリケーションをクラウド上で構築・運用できるkintoneと、人気のあるストレージサービスであるBoxとDropboxの連携方法を比較します。
この情報を活用することで、効率的なデータ管理が実現できます。
kintoneとストレージサービスの連携に関心がある方は、ぜひご覧ください。
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kintoneとは
kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型のアプリケーション構築プラットフォームです。
kintoneを利用することで、企業はプログラム知識がなくても簡単にオリジナルのビジネスアプリケーションを構築できます。
また、kintoneは、APIやプラグイン機能を通じて他のサービスとの連携が可能で、柔軟性と拡張性が高いと評価されています。
kintoneと連携できるストレージサービス「Box」と「Dropbox」
kintoneと連携できるサービスにはBoxとDropboxがあります。それぞれ紹介します。
Box
Boxは、企業向けのクラウドストレージサービスとして人気があります。
セキュリティ機能やアクセス権限の設定が充実しており、企業の情報管理やコンプライアンス対策に優れています。
また、Boxは、多くのサードパーティアプリとの連携が可能で、ビジネスワークフローの最適化に役立ちます。
Dropbox
Dropboxは、シンプルで使いやすいインターフェイスが特徴のクラウドストレージサービスです。
個人から企業まで幅広いユーザーに支持されています。また、リアルタイムでの同期機能やファイル共有機能を備えており、チームでのコラボレーションにも適しています。
これらのサービスをkintoneと連携させることで、データの一元管理やアクセス制御がより簡単になります。次に具体的な連携方法を解説します。
kintoneと「Box」「Dropbox」の連携方法
kintoneとBoxの連携方法
kintoneとBoxの連携は、プラグインの「クラウド連携プラグイン for Box」を使用して実現できます。
クラウド連携プラグイン for BoxはM-SOLUTIONS株式会社が提供しています。
トライアルが可能になっており、以下のフォームより申し込むことができます。
kintoneとDropboxの連携方法
kintoneとDropboxの連携は、プラグインの「Dropbox for kintone Premium」を利用して行うことができます。
Dropbox for kintone PremiumはDropbox Japan株式会社の認定パートナーである株式会社キャップドゥが提供しています。
詳細はkintone公式サイトで確認できます。
kintoneと「Box」「Dropbox」連携で実現できること
クラウド連携プラグイン for Box
クラウド連携プラグイン for Boxを利用することで、次のことが可能です。
kintone上でBoxのファイル操作ができる
kintone上からBoxのファイル操作が可能になり、重複ログインせずに大容量ファイル管理や情報共有が円滑に行えます。
リストやサムネイル表示ができる
リストビュー表示とサムネイル表示が利用可能で、特にサムネイル表示はファイル内容の一読が容易です。
PDF、Excel、Wordファイルのプレビューも実現し、フルスクリーン表示が可能でダウンロード不要です。
Boxフォルダの自動作成ができる
kintoneレコードとBoxフォルダを紐づけることが可能で、kintoneのレコード作成時にBoxフォルダを自動生成できます。
下位フォルダを自動生成できる
生成されたフォルダ下には、命名ルールに従った子フォルダを自動作成できます。
以上のとおり、クラウド連携プラグイン for Boxを利用することでkintoneとBoxをより便利に活用できます。
Dropbox for kintone Premium
Dropbox for kintone Premiumを利用することで、以下のようなことが可能です。
kintone上でDropboxのファイル操作ができる
大容量ファイルのアップロード、プレビュー、がkintone画面内で完結できるため、ファイル管理が非常に効率的になります。さらに、Dropboxフォルダで行われたファイルの変更が自動的にkintoneに反映されるので、どちらからでも最新のファイルにアクセスが可能です。
共有リンクの作成ができる
共有リンクの作成もkintone上から行うことが可能です。画面を切り替えることなく、社内外に容易にファイルを共有できます。
以上のとおり、Dropbox for kintone Premiumを利用することでkintoneとDropboxをより便利に活用できます。
kintoneと「Box」「Dropbox」連携:おすすめの活用方法
クラウド連携プラグイン for Box
クラウド連携プラグイン for Boxはいくつか事例が公開されています。
エアコンの取り付け工事やメンテナンスの事業を行っている信幸プロテック株式会社では、工事物件管理をkintoneで行っています。
工事箇所の画像や資料はBoxで管理しており、大容量ファイルの管理に対応。
クラウド連携プラグイン for BoxでkintoneとBoxを連携させて、効果的なデータ管理を実現しています。
腕時計の修理事業を行っている株式会社ウォッチ・ホスピタルでは、修理の案件管理をkintone、腕時計の画像をBoxで管理しています。
クラウド連携プラグイン for BoxでkintoneとBoxを連携させており、効率的な修理管理をしています。
Dropbox for kintone Premium
Dropbox for kintone Premiumは2023年3月時点では利用事例がありませんでしたが、kintoneとDropboxを両方活用しているユーザーが便利に使うことができそうです。
特にkintone画面からファイルをアップロードできたり、ファイルのプレビュー、共有リンクの発行ができます。
kintoneと「Box」「Dropbox」連携 まとめ
本記事では、kintoneとBox、Dropboxとの連携方法やできること、おすすめの活用方法を紹介しました。
各サービスの特徴を理解し、自分たちに合った連携方法を選ぶことで、効率的なデータ管理やコラボレーションが実現できます。
kintoneとクラウドストレージサービスを両方利用している方はぜひプラグインを使った連携をご検討ください。
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