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Smart at AIがアップデート。Nano Bananaを含む画像生成に対応
この記事でわかること
- Smart at AIの新機能。画像生成機能の概要
- ChatGPT・Geminiとの使い分け
- Smart at AIの画像生成機能の利用例
- 画像生成AIの利用の注意点
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Smart at AI for kintone Powered by GPT(以下、Smart at AI)が画像生成AIに対応し、kintone上で画像生成が可能になりました。OpenAIやGoogleの画像生成AIにも対応しており、さまざまな画像をkintone上で生成できます。今回はアップデートの詳細と活用事例をご紹介します。ぜひご覧ください。
目次
画像生成機能とは?
Smart at AIはテキスト情報を元に画像を生成できるようになりました。これまでのテキスト生成と同様に、プロンプトを入力することで指示に合った画像を生成できます。連続生成や条件に応じた出力にも対応しているため、業務のワークフローに沿ったAIの活用が可能です。
対応しているAIモデルはOpenAIやGoogleのAIに対応。さらに最新のgemini-2.5-flash-image-previewのモデル、通称Nano Bananaにも対応しています。
ChatGPTやGeminiとの使い分け
ChatGPTやGeminiでも画像生成は可能です。そのため、kintoneで画像生成を行う必要性を感じない方もいるかもしれません。しかし、Smart at AIとkintoneを組み合わせることで、管理者がプロンプトを設定するだけで、ユーザーはプロンプトレスで画像を生成したり、生成した画像を共有したりすることが可能になります。AIの活用に慣れていないユーザーが多い企業にとっては、特にSmart at AIとkintoneの組み合わせがおすすめです。
利用例
Smart at AIの画像生成機能は次のような用途で利用することが可能です。
資料やブログ用の画像
提案資料や自社のブログ記事、プレスリリースなどで画像素材を使いたい場面がありますが、Webでひとつずつ検索して探すのは手間がかかります。そこでSmart at AIの画像生成機能を使えば、資料やブログに適した画像素材を簡単に生成できます。生成した画像は社内で共有できるため、他のメンバーも同じ用途で活用することが可能です。
画像の調整
製品イメージの作成
モックアップの作成
Webサイトやホワイトペーパーを外部の協力会社に依頼して制作する際、依頼内容を伝えるためにモックアップを作成することがあります。このとき、Smart at AIを使えば、モックアップを素早く作成できます。さらに、さまざまなパターンを制作できるため、効率的に成果物を作成できます。
POPの作成
店舗などでお客様の目につく場所にPOPや注意書きを掲示したい場合、Smart at AIがあれば、kintone上で作成することが可能です。作成した生成物はkintoneを通じて他の店舗でもそのまま共有・活用できます。
kintoneのアプリアイコンの作成
kintoneではアプリ作成時にアプリ画像を設定しますが、標準のアイコンでは業務内容に合った画像が見つからないことがあります。そこで、Smart at AIを使えば、アプリの内容に合った画像を生成することが可能です。
利用できるプラン
Smart at AIの画像生成は無料プラン・ライトプラン・スタンダードプラン・プレミアムプランの全てのプランで利用が可能です。実行回数はプランによって異なります。以下の表を参考にしてください。
プラン種別 | コース名 | 初期費用 | 金額(税別/年) | 画像生成回数(月あたり) |
ライト | LT-500 | ¥50,000 | ¥84,000 | 2回 |
ライト | LT-1000 | ¥100,000 | ¥120,000 | 5回 |
ライト | LT-6000 | ¥100,000 | ¥360,000 | 30回 |
ライト | LT-15000 | ¥200,000 | ¥600,000 | 75回 |
ライト | LT-50000 | ¥200,000 | ¥1,200,000 | 250回 |
スタンダード | ST-500 | ¥50,000 | ¥672,000 | 100回 |
スタンダード | ST-1000 | ¥100,000 | ¥960,000 | 200回 |
スタンダード | ST-6000 | ¥100,000 | ¥4,560,000 | 1,200回 |
スタンダード | ST-10000 | ¥200,000 | ¥8,160,000 | 3,000回 |
スタンダード | ST-50000 | ¥200,000 | ¥21,600,000 | 10,000回 |
プレミアム | PR-100 | ¥50,000 | ¥1,800,000 | 100回 |
プレミアム | PR-200 | ¥50,000 | ¥2,400,000 | 200回 |
プレミアム | PR-500 | ¥50,000 | ¥5,400,000 | 500回 |
プレミアム | PR-1000 | ¥100,000 | ¥7,680,000 | 1,000回 |
プレミアム | PR-6000 | ¥200,000 | ¥36,000,000 | 6,000回 |
生成画像利用の注意点
画像生成は便利な機能ですが、生成された画像が他人の著作権を侵害する恐れがあります。AIは多様な情報を学習しているため、特定のIPを学習していなくても、結果的に類似の画像が出力され、権利を侵害する可能性はゼロではありません。特に社外で利用する場合は、慎重な対応が求められます。
対応策としては、生成された画像が著作権を侵害していないか確認することが重要です。特に著名なIPに類似した画像が出力された場合、利用にはリスクが伴います。まずは著名なIPの侵害がないか確認し、Googleの画像検索で類似画像を調べる、あるいはAIに再度確認を依頼するなどの方法で、リスクをできるだけ減らすようにしてください。
ただし、これらの確認はあくまで参考にすぎず、法的な問題がないことを保証するものではありません。特に権利行使が厳格なIPに関しては、少しでも類似している場合は利用を避けるのが安全です。
まとめ
Smart at AIはアップデートにより画像生成機能に対応しました。これにより、文章から画像を作成する業務にも対応できるようになりました。画像生成AIはまだ発展途上の技術ですが、特定の業務では実用的に活用され始めており、LLMの精度が向上すれば、さらに多様な業務への対応も期待できます。
Smart at AIは無料版と有料版の両方で画像生成機能を利用できるため、画像作成に時間がかかっている業務があれば、ぜひSmart at AIを活用して効率化を図ってみてください。
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