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学校・保育園の仕事が楽になるkintone×ChatGPT活用術
教育現場では、いまだに長時間労働が続いています。コロナ禍の影響によってICTの導入が進んだものの、勤務時間の大幅な改善に至っておらず、継続的な改善や改革が必要な状況です。
そんな中、最近ではkintoneとChatGPTを組み合わせて利用することで、学校や保育園の仕事が楽になる方法が出てきました。 この記事では、その活用術について詳しく説明します。
kintoneとは
kintoneは、サイボウズが提供するクラウド型のビジネスアプリケーションプラットフォームです。データベース管理、業務フローの自動化、チームコミュニケーションなど、様々な機能を持っています。また、プログラミング知識がなくても、直感的な操作で自分だけのアプリケーションを作成することができます。
ChatGPTとは
ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能(AI)です。自然言語処理(NLP)という技術を用いて、人間が入力したテキストに対して自然な会話を生成します。これにより、AIとのスムーズなコミュニケーションが可能となります。
kintoneとChatGPTの連携方法
kintoneとChatGPTを連携する方法として、Smart at AI for kintone Powered By GPT(以下、Smart at AI)を利用することがオススメです。
Smart at AIはkintoneのプラグインです。Smart at AIを設定するだけで、kintoneとChatGPTを連携することが可能です。kintone上で生成AIを利用でき、文章作成が楽になります。
学校・保育園でのkintoneとChatGPTの活用術
それでは、Smart at AIでkintoneとChatGPTを連携させると、具体的にどのように学校や保育園の業務を効率化できるのでしょうか?
教育・保育計画の作成
Smart at AIを使うことで、教育・保育計画の作成を支援します。計画を作成するためのプロンプトを登録しておくことで、計画の作成を支援します。
テスト問題の作成支援
Smart at AIは、指定されたテーマに基づいて文章を生成する能力があります。この仕組みを利用して、教材の作成をSmart at AIに任せることができます。
例えば、教科書の文章をkintoneに登録して、Smart at AIで問題作成のプロンプトを設定します。すると、文章から問題文とその答えを作成することが可能です。
またSmart at AI使えば、kintone上で作成した問題を教員間で共有ができます。また過去に作成した問題も蓄積できるため、効率的な問題作成が可能です。
保育・指導要録の作成支援
Smart at AIを使うことで、指導要録の文章の作成を支援します。幼児や児童・生徒の基本情報を入力しておけば、指導要録で必要な文章を生成することができます。
1人1人の文章を全て入力するのは手間がかかりますが、Smart at AIを使うことで、削減が可能です。
学級通信の作成支援
学級通信の文章を作成することが可能です。クラスの情報や行事の情報・連絡事項を箇条書きでセットすることで、一瞬で学級通信の下書きが作成可能です。
マニュアルの作成支援
学校や保育園のマニュアル作成に、Smart at AIは有効です。学校や保育園のマニュアルは独自の情報を盛り込む必要がある場合があります。その時に、kintoneにマニュアルの概要を登録し、Smart at AIで出力を行えば、分かりやすい自校・自園のマニュアルの作成が可能です。
以上のように、kintoneとChatGPTを組み合わせることで、学校や保育園の仕事を大幅に楽にすることが可能です。これらのツールを活用して、より効率的な業務運営を目指しましょう。