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【kintone×ChatGPT活用】M-SOL社内コンテストで出た便利な使い方を紹介
kintoneとChatGPTを活用したいと考えている方、必見。kintone×ChatGPTの活用例を紹介します。先日、M-SOLUTIONS株式会社の社内イベントで、kintone×ChatGPT(生成AI)を利用した、活用コンテストを開催しました。
エンジニアから、営業、マーケティング担当と、様々な部署のメンバーが参加して、kintoneとChatGPTを組み合わせた活用事例のアイディアを考えました。
どのアイディアも非常にユニークで、業務に活かせる使い方が多かったです。そこで、本記事では、コンテストで優秀賞を取った使い方をいくつか紹介します。
皆さんもkintoneとChatGPTを組み合わせて、自社の業務を改善していきましょう!
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kintoneとChatGPTはどう組み合わせて使うの?
そもそもkintoneとChatGPTはどのように組み合わせて使えば良いでしょうか?kintoneとChatGPTを組み合わせるにはSmart at AI for kintone Powered By GPT(以下、Smart at AI)といったkintoneのプラグインを使うと、連携できるようになります。
このプラグインをkintoneのアプリに設定することで、kintone上でChatGPTを使うことができます。わざわざkintoneとChatGPTを行ったり来たりすることが不要。kintone上で簡単にAIを利用できます。
社内コンテストで出た活用例
それではここから、M-SOLUTIONS株式会社で実施した社内コンテストで出たアイディアを紹介していきます。
問題作成で活用
もっとも注目を集めたのが、問題作成での活用です。例えば、教科書や文章情報を読み込ませて、その内容を元に受講者の理解度を計る問題を作成が可能です。
利用イメージは次のようになります。
コンテストでは学校の先生が問題文を作成する想定で、提出されました。もちろん教育の分野でも利用できるのですが、実は企業内でも便利に利用できます。
例えば、新入社員や中途社員向けに自社業務の理解度を計る問題を作成したり、全社員向けのセキュリティ教育を行うための問題文を作成するために利用することができます。
このアイディアはどの業界でも利用でき、かつ問題を作成の手間を大幅に削減する使い方です。コンテストでは多くの審査員の関心を集めて、最優秀賞に輝きました。
勤務情報の分析
コンテストで次に注目を集めたのが、勤務情報の分析です。月次の勤務情報を登録したkintoneのアプリにSmart at AIによって、ChatGPTを連携。プロンプトを組み込むことで、社員の勤務情報を分析することができます。
・何の業務に時間を使いすぎているのか
・法令遵守に違反しそうなことはないか
・対策案の提示
など様々な切り口で分析が可能です。社員の勤務状況を適切に管理し、より良い働き方の実現を目指したい企業にはオススメな使い方です。
契約書の内容分析
3番目に注目が高かったのが、契約内容の分析です。例えば、新規の取引先と結ぶための契約書の文章をkintoneに格納し、ChatGPTで分析をするという方法です。この使い方によって、契約書の内容を契約前に事前に精査し、より良い契約を行う、リスクの見落としを防ぐことができます。
最終的には知識を持つ人のチェックが必要ですが、AIにチェックさせることで契約書を作成する現場担当者や法務部門の負担を軽減できます。
またSmart at AIには、機密フィルタ機能が搭載されています。契約書のデータをAIに読み込ませたくない場合、機密フィルタ機能を利用すれば、特定の文字列をハッシュ化できます。安全にデータを取り扱うこともできます。
マニュアルの回答
4つ目は、マニュアルの内容を回答してもらうという使い方です。Smart at AIのプロンプト設定画面に任意のマニュアル情報を入力しておくことで、マニュアルに掲載されている情報を回答できます。
マニュアルの中の情報を探さなくても、質問するだけで回答が得られるため、疑問を解決するスピードが向上します。
以上、M-SOLUTIONS株式会社で実施したkintone×ChatGPT活用コンテストの具体例をご紹介させていただきました。どれも業務で利用できそうな使い方です。kintoneとChatGPTを連携するSmart at AIは無料版、有償版をご用意しています。自社でも実施したい使い方がありましたら、ぜひ試してみてください。