導入事例 株式会社小野測器
外資系SFAから移行で利用者拡大に成功
kintone商談・見積管理構築事例
株式会社小野測器
外資系SFAから移行で利用者拡大に成功。
kintone商談・見積管理構築事例
株式会社小野測器営業本部
営業統括ブロック リーダー
原田 義浩様
外資系SFAから乗り換えのため、kintoneを導入
kintoneはどんな用途で利用していますか?
原田様:主に営業の商談・見積管理で利用しています。
弊社は主に音響や振動を計測し解析する計測機器と特注の試験装置を製造販売しています。
クライアントは自動車メーカーを始めとした製造業が中心。
特に開発の実験段階で使われる装置の提供がメインです。
汎用的な装置はもちろん、お客様に合わせた特注品も手がけています。
あらゆるクライアントの計測ニーズに対応しています。
kintoneはそれらの装置の商談・見積管理に利用しています。
kintoneを導入したきっかけは?
原田様:自分たちの部署で横展開できるサービスを利用したかったからです。
元々弊社では外資系企業のSFAパッケージを利用して、CRMを構築していました。
営業本部で契約し、運用も行っていました。
しかし、外資系SFAは「開発が難しく自分たちで改善しづらい」「ライセンス費が高額でユーザー追加にコストがかかる」という課題がありました。
社内でもっと使える人を増やしたいと考えていましたが、この2つの課題により、システム利用の横展開ができていませんでした。
この問題を解決するために情報収集していたところ、kintoneに出会いました。
kintoneであれば、「自分たちで改善ができる」「ライセンス費を抑えてユーザー追加もできる」。
更に「今の運用と同じことができそう」という点が分かり、乗り換えを進めることにしました。
M-SOLUTIONSの開発はkintoneでできること、できないことが分かりよかった。
M-SOLに開発依頼をした背景は?
原田様:外資系SFAからの移行実績が豊富な開発会社としてサイボウズ社からM-SOLUTIONSを紹介いただきました。
その後のヒアリングや見積内容も妥当だと思いましたので依頼しました。
M-SOLUTIONSの支援はどうでしたか?
原田様:まずkintoneでできること、できないことをはっきり言ってくれる点は信頼できました。
弊社はkintoneの導入に関しては初めてでしたので、その点をアドバイスいただけたのは助かりました。
担当いただいた技術者の方も勘所が良く、弊社の癖を素早く理解いただけた点もありがたかったです。
開発自体についても、想定より早く実装いただいた印象が強いです。
過去の別システムの導入経験から、期間内に開発が終わらない機能も出てくるだろうと予想していました。
しかし終わってみると、大きなカスタマイズの割にシステムのバグもほぼなく期待以上でした。
アフターフォローはいかがでしたか?
原田様:M-SOLUTIONSは保守体制もしっかりしているため、安心して運用できました。
以前のシステムの時は開発会社と保守会社が分かれていました。
対応もメールと電話のみでのやりとりで、問い合わせをしても期待した返答が得られないこともあり、困ることもありました。
M-SOLUTIONSは開発と保守が一体になっており、まとめて支援してもらっているので助かっています。
システムを使えるユーザーが増え、他部門にも情報共有ができるように
利用アプリについて詳しく教えてください。
原田様:主に商談管理と見積管理アプリをメインで利用しています。
顧客情報は基幹システムと連携させており、商談管理や見積管理でもマスタ参照ができるようになっています。
また見積管理は外資系SFAの時にカスタマイズした機能をkintoneに移植しました。
これらをM-SOLUTIONSに開発いただきました。
その他、社内ではお客様問い合わせ管理や契約管理でも利用しています。
こちらは弊社内で作成しました。
どんな効果がありましたか?
原田様:システムを使えるユーザーが増えました。
外資系SFAはライセンス費が高くユーザー追加にコストがかかっていました。
しかし、kintoneならユーザー追加をしても、以前より、ランニング費用を抑えられます。
営業はもちろん、他の部門のメンバーも利用でき、情報共有が進みました。
商談・見積管理は外資系SFAと同等な使い勝手となるようにM-SOLUTIONSに依頼させていただきました。
そのため、大きな混乱なく移行できました。
管理面ではアクセス権やCSV入出力の設定が便利になりました。
以前はデータを書き出す場合、別ツールの利用が必要でした。
kintoneは標準でアクセス権やCSV入出力の設定が可能です。
部署異動に伴う権限変更やデータ入出力を行う際に苦労がなくなりました。
今後の展望を教えてください
原田様:中期経営計画で顧客データの整理と有効活用を掲げています。
kintoneには商談・顧客データが溜まってきているため、そのデータを上手く活用したいと考えています。
また今、利用中の商談・見積管理アプリは改善の余地があります。
営業担当者がより使いやすくなるようなUI改善などを行っていきたいです。
その際は必要に応じてM-SOLUTIONSの力を借りながら進めていきたいと思います。
ーありがとうございました。
株式会社小野測器について
1954年1月20日に創業。神奈川県横浜市に本社を置く。
従業員数は613名。振動や音響計測の試験機・計測装置の製造・販売に強みがある。
主要顧客は自動車・鉄道・家電・電子機器業界などの企業の研究開発部門。
経営理念である「産業のマザーツールで、社会に貢献します」「『先義後利』で、社会と共に歩みます」を元に顧客へより付加価値の高い製品・サービスを提供し、 社会の発展にさらに貢献できる企業となることを目指している。