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導入事例

株式会社KADOKAWA 株式会社KADOKAWA
           2025/12/22

利用者全員が「良いシステム」と評価!96%の社員が効率化を実感した電子書籍の売上データベース×kintone連携

株式会社KADOKAWA

株式会社KADOKAWA

出版、映像、ゲーム、Webサービスなどを手掛ける総合エンターテインメント企業。
その中の電子書籍事業は出版セグメントの55%を占め、10万点以上のアイテムを電子化しています。
電子書籍事業は年々売上を伸ばしており、フェアやセールを通じてさらに売上を増やしていましたが、
電子書籍自体の管理とフェアの企画や運営には課題が多くありました。
その課題解決のためにkintoneを利用してシステムを開発し、改善を実施。
本記事では独自のデータベースとkintoneの連携についてご紹介します。

本記事はkintoneによる大容量電子書籍管理のシステム開発の続編になります。
前回の取り組みはこちらをご覧ください。

課題:売上データの”Excel作業”が常態化

ご担当者様:電子書籍や書籍のフェアを管理・運営する上で、売上データベースとの連携はしたいと考えていました。
私たちはフェア管理にkintoneを使っていて、売上目標や様々な情報を登録しているのですが、肝心の売上実績は別のデータベースからデータを抽出してExcelで作業しなければならなかったんです。

せっかく売上システムにデータがあるのに、非常にもったいない状況でした。
このExcel作業さえなくなれば、もっと効率的になることは分かっていたので、システム連携をしたかったんですよね。

AWSを介したデータ集計で、kintoneへのスマートな連携を実現

ご担当者様:ただ、ひと口に連携と言っても、売上データベースの情報は本当に多岐にわたります。
どのストアで、どのアイテムが、どれだけ売れたのか、といった詳細データがすべて入っている。
これを全部kintoneに持ってくるのは、現実的ではありませんでした。

そこでM-SOLUTIONSさんにご提案いただいたのが、フェア管理システムのバックエンドであるAWSのデータベース、つまりRDSに一旦データを取り込み、そこで集計・加工してからkintoneに連携するという仕組みです。

kintoneで取り扱うには規模が大きすぎるデータをAWSのデータベースで管理し、必要最低限のデータのみkintoneで保持するようにしているんです。
具体的には日々電子書籍ストアで発生する売上のrawデータはAWSのデータベースで管理しておいて、フェアの売り上げに関する部分のみ分類ごとに集計した結果をkintoneで保持するようにしています。
これなら、kintone側は本当に必要なデータだけを、整理された形で見ることができます。

96%の社員が効率化を実感。手作業ゼロで実現した業務改善と売上への貢献

ご担当者様:このシステムのおかげで、今ではExcel作業を介さずに、適切なタイミングで売上実績が自動でkintoneに連携されるようになりました。
先日、社内アンケートを取ったのですが、このシステムを使っている社員全員から『良いシステムだ』という評価をもらえています。

他にも『作業効率化に役立っているか』という質問には96.77%が、『電子書籍の売上向上に役立っているか』という質問にも87.1%の社員が『役立っている』と答えてくれました。
現場からも『マーケティングに役立つ』とか、『作業が効率化されて業務が楽になりすぎました』なんて嬉しい声が直接届いています。
実際にフェア管理に関する業務時間も削減できていますし、このシステム化による効率化は、ひとつの到達点と言えるのではないかと感じています。

株式会社KADOKAWA

出版・映像・ゲーム・Webサービス・教育・ところざわサクラタウンを中心としたIP体験施設の運営など、幅広い事業を展開する総合エンターテイメント企業です。
優れたIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、さまざまな形で世界に届ける「グローバル・メディアミックス」戦略を、テクノロジーの活用により実践しております。
株式会社KADOKAWAのWebサイト

 


M-SOLUTIONSでは、株式会社KADOKAWA様の「大容量の電子書籍管理」もサポートさせていただきました。
なぜ電子書籍の管理にkintoneを選定したのか、なぜM-SOLUTIONSに開発を依頼したのかなどはこちらをご覧ください。

kintoneを活用したシステム開発に関するお問い合わせはこちら

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