導入事例 北海道旭川市
Accessからkintone移行!業務負担軽減とコスト削減を実現
北海道旭川市
M-SOLUTIONSは、旭川市様の旧システム(Access)からkintoneへのデータ移行を支援しました。 本記事では、当社のサポートを通じて業務効率化と内製化を実現するまでの経緯と成果をご紹介します。
老朽化した旧システムが業務のボトルネックに
ご担当者様:旭川市保健予防課では北海道からの委託に基づき、指定難病等医療費助成に係る受付・相談・交付業務を行っています。
旧システム(Access)はかなり古くなっており、OSとの互換性や制度改正に応じた仕様変更の難しさが課題となっていました。
また、旧システムを扱える環境の確保が年々困難になっていたことや、国の制度自体が変わっていく中、操作性も機能面も十分とは言えなくなってきたことから、新システムへの移行を検討し始めました。
一方で新システムの作成や既存システムの大幅改修は人員上・予算上の制約があり困難となっていたところ、市内部のDX担当よりkintone導入の提案があり、kintoneの導入に踏み切る形となりました。
kintone導入の決め手:柔軟な拡張性と自分たちで運用できる仕組み
ご担当者様:kintoneは必要に応じた項目の加除が可能で今後も制度の変更が見込まれていく中、担当職員が都度、必要に応じたシステムに変更可能な点が魅力的でした。
M-SOLUTIONSが行ったkintone移行支援について
ご担当者様:旧システム(Access)からkintoneへのデータ移行は、現場担当者だけでは実施が難しい状況でした。
そこで旧システムのデータベース設計書とkintoneアプリ、フィールドマッピングを用意しM-SOLUTIONSへデータ移行支援を委託しました。
具体的には約1ヶ月のデータ移行調査から始まり、続く1ヶ月でkintoneアプリの修正とデータ移行の準備になります。
最終的にリハーサルと本番のデータ移行作業まで一貫してご対応いただき、無事に移行を完了できました。
導入効果:検索・集計が容易になり、職員の業務負担を大幅軽減
ご担当者様:これまで存在した文字数や項目の制限等が格段に減り、必要な情報が記録しやすくなりました。
また、データの検索・抽出が容易になったことで、業務に必要なデータのリストアップ作業も効率化されています。
さらに、今後の制度改正などに伴う軽微な修正は担当職員で対応可能となるため、委託費用の削減にも繋がる見込みです。
M-SOLUTIONSを選んだポイント
ご担当者様:市内にも営業所があり、旧システム(Access)にも精通されていたことです。
そのほかにも、Accessからkintoneへの移行実績 があることや開発言語にも精通されていた点からM-SOLUTIONSに依頼させていただきました。
また、kintone開発実績も豊富だったことから、いろいろな助言も期待しての選定でした。
今後の展開についてお聞かせください。
ご担当者様:旭川市では、令和7年11月現在、庁内約70の業務でkintoneを活用していますが、依然として多くの業務で紙ベースや表計算ソフトを用いた煩雑な作業が残っており、kintoneを活用した業務改善の可能性がまだ十分にあると感じています。
kintoneの最大のメリットは、職員自らが手軽に業務アプリを作成できる点にあり、それによりコスト削減だけでなく、職員の意識改革やDXリテラシー向上にも寄与すると考えています。
今後も、「庁内の業務効率化」と「市民サービスの向上」の両立を目指し、旭川市全体のさらなる成長と発展を実現していきます。

