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2025/01/15 メール一斉送信プラグイン

kintoneのメール共有オプションはメール一斉送信ができるのか?

kintoneのメール共有オプションはメール一斉送信ができるのか?
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サイボウズは2024年10月15日、ノーコード・ローコードツール「kintone」に新たな有償オプション機能「メール共有オプション」を追加しました。

このオプションにより、kintone上でのメールの作成・送受信が可能となり、kintoneのアプリをアドレス帳として利用できるようになりました。
さらに、メールの内容をkintoneのアプリに転記できるため、メールの情報をkintone上でより効率的に活用できます。

そんな中、メール共有オプションについて、多くのユーザーが気になるのは一斉送信機能の有無でしょう。
特に、顧客への一斉連絡にメールを一括で送信したいというニーズは高いと考えられます。
本記事では、この点について詳しく解説いたします。

kintoneメール共有オプションはメール一斉配信ができない

kintoneのメール共有オプションでは、2025年1月時点でメールの一斉配信機能が利用できません。
そのため、kintoneで管理している顧客へのメール一斉送信は、メール共有オプションだけでは実現できません。
ではkintoneでメール一斉配信を実現するためにはどうすれば良いでしょうか?

メール一斉送信プラグインを利用しよう

kintoneでメール一斉送信を実現するには、「メール一斉送信プラグイン」を導入する方法があります。
このプラグインを使えば、kintone上の顧客リストに対してメールを一括で送信することができます。

 

メリット

メール一斉送信プラグインを導入することで、個別メールだけでなく、一斉送信したメールもkintone上で管理できるようになります。
これにより、すべてのメール情報をkintoneで一元管理できるため、複数のシステムを行き来する必要がなくなり、メール管理の手間を削減できます。

メール一斉送信プラグインはどのような機能がある?

メール一斉送信プラグインはメールを一斉配信以外に次のような機能があります。

メールテンプレート

あらかじめ設定したメールテンプレートを用いて、メールの作成が可能です。
よくあるメールへの回答を作成する手間が省けます。

予約語

メールテンプレートに予約語を設定できます。
予約語とはkintoneのフィールドの情報をメールテンプレートの文章に差し込む機能です。
kintoneの情報を生かしたメール文章の作成が可能です。

送信ログ

送信状況を一覧で確認することができ、エラーが発生した場合は詳細画面から送信情報を確認できます。
また、送信時に発生したエラーの件数も一覧画面で把握することが可能です。

メール一斉送信プラグインの設定方法は?

メール一斉送信プラグインの設定方法は以下の通りです。

1. プラグインファイルの入手

メール一斉送信プラグインのトライアルを申し込み、プラグインファイルをパソコンにダウンロードしてください。

2. SendGridのAPIキーを取得する。

メール一斉送信プラグインは、SendGridと連携して動作するプラグインです。
このプラグインを利用するためには、SendGridへの申し込みと、SendGridの管理コンソールからAPIキーの取得をしてください。

3. kintoneへのインストール

プラグインファイルをkintoneにインストールしてください。具体的な手順は次のとおりです。

  1. kintoneに管理者アカウントでログインする
  2. kintone画面右上の歯車マークをクリック
  3. kintoneシステム管理をクリック
  4. プラグインをクリック
  5. 「読み込む」をクリック
  6. 「参照」をクリックしてダウンロードしたプラグインファイルを選択
  7. 「読み込む」をクリックして完了
  8. 「読み込んだプラグイン」項目に表示されていることを確認

4. アプリテンプレートの読み込み

メール一斉送信プラグインはアプリテンプレートも一緒に提供しています。
こちらを利用するとより便利に設定ができます。

– kintoneのアプリテンプレート管理から、受け取ったテンプレートファイルを登録

– テンプレートから以下のアプリを作成
①メールテンプレートアプリ
②メール送信ログアプリ
③分類マスタアプリ
④配信先リストアプリ(メールアドレス入力欄は必須)

5. アプリへのプラグイン設定

– 設定したいアプリを開き、画面右の歯車マークをクリック

– 設定タブをクリック

– プラグインをクリック

– 「+追加する」をクリック

– メール一斉送信プラグインにチェックを入れ「追加」をクリック

– 追加されたプラグインの歯車マークをクリック

6. プラグイン設定の内容入力

– プロダクトキー(保存時に自動生成されるため保管必要)

– SendGridから発行されたAPIキー

– テンプレートアプリとログアプリのアプリID

これらの設定をすべて完了すると、メール一斉送信プラグインを使用する準備が整います。

まとめ

kintoneのメール共有オプションは、メール情報をチーム内でシームレスに連携できる優れたサービスです。
チームでのメール情報共有により業務効率が向上しますが、一斉送信機能は搭載されていません。
この機能が必要な場合は、メール一斉送信プラグインを導入することで解決できます。
プラグインはトライアル版も提供されているため、実際の運用前に機能を確認できます。

メール共有オプションとメール一斉送信プラグインを組み合わせることで、kintoneをより効果的に活用できます。
業務に両方の機能が必要な方は、ぜひ併用をご検討ください。

著者プロフィール

  • M-SOLUTIONSメディア編集部

    10年以上kintoneに携わっているkintoneのスペシャリストチーム。 kintoneだけでなく、サイボウズ関連製品や最新テクノロジーにも精通。 kintoneをより便利にする情報をお届けします。 kintone認定アソシエイト・アプリデザインスペシャリスト・カイゼンマネジメントエキスパート取得者所属。

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