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【kintone】ユーザーの利用履歴(ログ)が詳しくわかる!
アクセスログ出力プラグインの紹介【監査ログ】
この記事は、kintoneの管理者向けです。
kintoneの利用状況をさらに詳しく把握できるアクセスログ出力プラグインをご紹介します。
監査ログをさらに詳しく分析したい方は必見です。
kintoneプラグイン「アクセスログ出力プラグイン」とは
名前の通り、kintoneのアクセスログを出力しチェックできるプラグインです。
kintoneの利用ユーザーがアプリのレコードを閲覧したり、操作した際のログを出力できます。
kintoneには標準で監査ログ機能があり、ユーザーがどのような操作をしたのかを管理者が確認できます。
しかし、一部操作は監査ログで取得できません。
アクセスログ出力プラグインは、kintoneの監査ログ機能では取得できない操作ログを取得します。
kintoneの基本機能の監査ログとは何が違うのか?
kintoneの監査ログはさまざまな操作ログを取得できます。
しかし、レコードの閲覧や保存、編集のログを取得できません。
アクセスログ出力プラグインはkintoneの監査ログで取得できない以下のようなログを取得できます。(2021/6月現在)
操作 | PC | モバイル |
レコード一覧画面が表示されたとき | ○ | ○ |
レコード一覧画面でインライン編集の保存ボタンをクリックしたとき(保存前) | ○ | |
レコード一覧画面でインライン編集の保存ボタンをクリックしたとき(保存後) | ○ | |
レコード一覧画面のインライン編集で、任意のレコードのインライン編集が開始されたとき | ○ | |
レコード一覧画面で削除ボタンをクリックしてポップアップの「削除する」をクリックしたとき | ○ | |
レコード追加画面または再利用画面が表示されたとき | ○ | ○ |
レコード追加画面もしくは、再利用画面で保存ボタンをクリックしたとき(保存前) | ○ | ○ |
レコード追加画面もしくは、再利用画面で保存ボタンをクリックしたとき(保存後) | ○ | ○ |
レコード詳細画面が表示されたとき | ○ | ○ |
レコード詳細画面で削除ボタンをクリックしてポップアップの「削除する」をクリックしたとき | ○ | ○ |
レコード詳細画面でプロセス管理関連のアクションを実行したとき | ○ | ○ |
レコード編集画面が表示されたとき | ○ | ○ |
レコード編集画面で保存ボタンをクリックしたとき(保存前) | ○ | ○ |
レコード編集画面で保存ボタンをクリックしたとき(保存後) | ○ | ○ |
レコード印刷画面が表示されたとき | ○ | |
グラフが表示されたとき | ○ | ○ |
kintoneの最新の監査ログは、こちらからご確認ください。
基本機能以上のkintone監査ログを出力する場面
ではアクセスログ出力プラグインはどんな時に使えるのでしょうか?
具体的な利用ケースを紹介します。
アプリの活用状況を調べたい
kintoneの利用者がどのぐらいアプリを使っているのかを調べたい場合、アクセスログプラグインは有効です。
例えば、社内の全社通達アプリのレコードの詳細画面を開いたときにアクセスログを取るような設定をすれば、全社通達がどれくらい閲覧されているのか把握できます。
利用端末を把握したい
アクセスログ出力プラグインはPC画面からレコードを閲覧しているのか、モバイル画面から閲覧をしているのか、端末ごとに分けてログを確認できます。
どのような端末でkintoneが利用されているのか把握したい場合は便利です。
内部監査強化したい
アクセスログ出力プラグインは誰がどのレコードを閲覧したかを確認できます。
そのため、万が一社内の情報が社員の操作によって流出した際に、アクセスログを確認することで原因を究明しやすくします。
アクセスログ出力プラグインは、どんな企業が利用しているのか?
アクセスログ出力プラグインは、大企業を中心に利用していただいています。
理由としては、企業規模が大きくなると、kintoneを利用するユーザー数が多くなります。
ユーザー数が少ない小規模の企業ならアプリの使い勝手や利用状況を直接ユーザーにインタビューすれば良いですが、大企業になると全員にインタビューをするのが難しくなります。
一方でアクセスログ出力プラグインを利用すれば、多くのkintoneの利用ユーザーのアプリの操作ログを取得できます。
kintoneの利用ユーザーにインタビューせずとも、使い勝手や利用状況を確認できます。
そのため、kintoneの利用人数が多い大企業に使われています。
以上、アクセスログ出力プラグインについての紹介でした。
kintoneのアプリの利用状況を詳しくチェックしたい場合はオススメですので、ぜひご検討ください。
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