MENU

導入事例

株式会社ジョイゾー 株式会社ジョイゾー

kintoneでAIを活用。営業業務の生産性向上を実現

株式会社ジョイゾー

株式会社ジョイゾーがkintoneとSmart at AIを活用し、営業案件管理、メール対応、週次報告の業務を効率化した事例を紹介します。これにより、営業経験が浅い社員でも提案手順を把握しやすくなり、メール作成の時間を短縮。さらに、上長による確認作業の負担が軽減され、生産性の向上を実現しました。

ジョイゾーはkintone専業のSIer。多彩なサービスを展開

貴社について教えてください。

矢地様:サイボウズのパートナー企業で、kintone専業のSIerです。
システム39といった定額制対面開発をはじめ、kintoneプラグインの販売、企業のDX人材を育てるサービス「J Camp」「ジョイとも」を提供しています。

 

社員全員がkintoneのスペシャリストとしてお客様にとって「価値のある」システムの開発支援を行っています。

またkintone専業のSIerということでもあり、社内のほとんどの業務をkintoneで行っており、今回、話の中心になる営業管理のアプリもkintoneで管理をしています。

顧客提案をきっかけにSmart at AIの利用を開始

Smart at AI利用のきっかけを教えてください。

中嶋様:最初のきっかけは、自社サービス「Joboco」を顧客に提案したことです。

JobocoはkintoneとLINE WORKSをノーコードで連携させるサービスで、LINE WORKSからkintoneへレコード登録ができたり、LINE WORKS上でkintoneのレコード閲覧をできるようにするサービスです。

 

LINE WORKSを利用しているお客様に対して、ヘルプデスク用途でJobocoとkintoneを提案していましたが、その時にAIも組み込めたら、価値が高まりそうだと考えました。

kintoneでAIなら「Smart at AI for kintone Powered By GPT(以下、Smart at AI)」だと思い、kintoneとSmart at AIを組み合わせて提案をしていました。

 

その後、自社内でもSmart at AIを利用した方が便利なのでは?と考えるようになり、まずは営業管理のアプリで導入する流れになりました。

3つの営業業務でAIをフル活用。効率化を実現

Smart at AIをどのような用途で利用していますか?

中嶋様:営業管理において、Smart at AIは3つの業務で利用しています。
1つが、案件の進め方について助言をする「アドバイス機能」です。この機能は私の要望で実装しました。

 

私自身、自治体から転職してジョイゾーに入社しましたが、営業の経験がなく、具体的な商談の進め方に関する知識が不足していました。

 

もちろん、上司や同僚に質問すれば教えてもらえる環境ではあるものの、毎回細かく尋ねるのは気が引けると感じていました。

そこで、AIに案件の対応履歴を読み込ませることで、次に取るべきアクションを提案してくれる仕組みを構築しました。

 

アドバイス機能。案件対応履歴を元にアドバイスを作成。案件の進め方などを表でまとめてくれる。

 

2点目は、日々のメールコミュニケーションを効率化する「メール作成機能」です。

この機能は、案件の対応履歴をもとに、お客様に送るべきメールの下書きを自動で作成します。

 

案件対応においてメールでのやり取りは欠かせませんが、その作成には多くの時間を費やしていました。

この作業を効率化できないかと考え、案件管理アプリにSmart at AIを導入し、メール作成機能を実装しました。

 

さらに、この機能はユーザーが追加の指示を加えることができるため、より意図に合ったメール文面を作成できます。

例えば、日程調整のメールを作成する場合、元のメール情報に簡単な指示を入力するだけで、適切で丁寧な文面を提案してくれます。

このように、手間を減らしつつ、質の高いコミュニケーションを実現しました。

 

対応履歴情報と追加指示によって、メールの返信文を自動作成できる。

 

3点目は、マネージャーの確認作業を効率化する「週次報告の自動生成機能」です。

これまでマネージャーは、営業案件管理アプリ内の案件レコードを一つずつ開いて進捗を確認していましたが、この作業には多くの手間がかかっていました。

 

そこで、Smart at AIのRAG機能とレコード追加機能を活用し、複数の案件レコードに記載された情報を1つのレコードにまとめる仕組みを構築しました。

この機能では、重要度の高い案件から順に整理された文章が自動生成されます。

また、週次報告には、詳細を確認できる各案件レコードへのリンクも付いているため、必要に応じて個別の情報に素早くアクセスできます。

 

さらに、Smart at AIのエージェント機能を利用し、毎週金曜日の18時に自動でレポートが作成されるよう設定しました。

この機能により、マネージャーは効率的に進捗を把握でき、業務の負担を大幅に軽減できます。

 

複数レコードにまたがる案件情報を1つのレコードにまとめている。

kintone×AIで生産性を大きく向上

どのような効果がありましたか?

矢地様:まず、「アドバイス機能」では営業の経験がない社員でも、基本的な営業活動の進め方が分かるようになり、上司や同僚に確認することなく、案件を進められるようになりました。

また、活動履歴を登録するたびにアドバイスを再生成するというサイクルを回しているため、ベテラン社員にとっても、都度、新しい視点や気づきを得るきっかけとなっています。

 

「メール作成機能」では、1件あたり5〜10分程度の時間を削減できるようになりました。
メールは対応履歴を元に作成されるのですが、追加指示機能を作成したことにより、適切な文面の下書きが作成できています。
修正の少ない文章作成に成功しています。

 

「週次報告の自動生成機能」では、マネージャーが個別の案件をひとつずつ確認する必要がなくなり、ひとつのレコードを開くだけで、週の報告を把握できるようになったことで、マネージャーの確認作業の負担が減りました。

 

優先度に基づいて整理されているため、重要な案件から確認できるようになっています。

今後の展望をお聞かせください。

中嶋様:Smart at AIを社内の他部署で活用すること考えています。
例えば、当社にはkintoneプラグインの販売チームがありますが、その販売しているプラグイン情報をkintoneに集約し、お客様からの問い合わせに対して、AIが回答を作成する仕組みを構築し運用を開始しています。

 

また、社外に対しても当社が提供する伴走型DXサービス「ジョイとも」においても、AIによる業務効率化のご相談をお受けしています。
当社は「Smart at AI 認定コンサルタント」の資格を持っており、また社内での実践を通じて蓄積してきたノウハウがあります。
この知見を活かしてお客様のDX推進に貢献していきたいと考えています。

 

 

-ありがとうございました。

 

Smart at AI for kintone Powered By GPTを利用したい方は下記のボタンからお申し込みください。

 


お問い合わせはこちら

Other case studies