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2026/02/10 kintone

kintone 売上管理で業務効率化と可視化を実現|Excel管理との違いや導入メリットを徹底解説

kintone 売上管理で業務効率化と可視化を実現|Excel管理との違いや導入メリットを徹底解説
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この記事でわかること

  • Excelや紙による売上管理の限界と、なぜ今kintoneが求められているのか
  • Excel管理との違いとkintone導入の主要メリット
  • kintoneで実現できる売上管理の範囲
  • 自社に合う売上管理アプリの作り方
  • 可視化・共有と拡張の実践
  • 導入定着とトラブル回避の要点
中尾典隆

監修者

中尾典隆

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売上管理をExcelや紙で行っている企業の多くが情報の分散や集計ミス、リアルタイムでの状況把握ができないといった課題を抱えています。特に複数部署が関わる売上データの共有や月次レポートの作成作業は、担当者の大きな負担となるケースが少なくありません。

そこで注目されているのが業務アプリ構築プラットフォームkintoneによる売上管理です。kintoneを活用することで売上情報の一元管理や進捗状況のリアルタイム可視化が可能になり、属人化や手作業によるミスを大幅に削減できます。

本記事ではなぜ今、売上管理にkintoneが求められているのか?という背景から実際にどのように売上が管理できるのか、さらにはkintoneでアプリを構築・活用する方法までを解説します。

売上管理に課題を感じている企業の担当者にとって業務改善の大きなヒントとなりますのでぜひご参考ください。

またkintoneの基本的な情報について詳しく知りたい方は是非こちらをご参考ください。

なぜ今、売上管理にkintoneが必要なのか?

近年、多くの企業が売上情報をExcelや紙で管理している中でデータの分散化、ミスの多発、更新の手間といった問題が表面化しています。特に営業部門や経理部門では売上の数字をリアルタイムで把握できず、意思決定の遅れや機会損失につながるケースが少なくありません。

このような課題を背景に、クラウド型業務アプリとして知られるkintoneの導入が広まりつつあります。kintoneは部門をまたぐ情報の一元管理や業務プロセスに応じた柔軟なアプリ設計が可能であり、売上管理における課題解決手段として有効です。

本章ではまずExcelを中心とした売上管理に見られる典型的な課題を整理し、そのうえでkintoneを導入することで得られる主なメリットについて説明していきます。

売上管理のよくある課題

企業が売上管理において直面する課題の多くはExcelや紙を中心とした手作業の運用に依存している点にあります。

売上情報は経営判断の基盤となる重要なデータですが、その多くが属人的に管理されており、リアルタイム性や正確性に欠ける状況が少なくありません。ここでは特に現場で頻繁に発生している2つの代表的な課題を取り上げます。

情報が分散し、リアルタイムで全体を把握できない

多くの企業では、売上情報が営業担当者や部署ごとに個別のExcelファイルやローカルフォルダで管理されているのが実情です。このように分散された管理では情報の収集・統合に多大な時間がかかるだけでなく、最新の売上状況をリアルタイムで把握することが困難です。

例えば月次報告の際に各拠点からデータを集め、1つのシートにまとめるという作業が発生している場合、それだけで数日〜1週間のタイムロスが生じることもあります。また入力のタイミングやフォーマットが担当者によって異なると、集計ミスや情報の重複が発生しやすく、正しい経営判断ができなくなるリスクも生じます。

さらにクラウド管理でない場合は出先や在宅勤務中にデータ確認ができず、意思決定が現場で止まってしまうこともあります。このように情報の分散は単なる不便さにとどまらず、業務全体のスピードや生産性にも大きな影響を及ぼします。

手作業の集計でミスが発生しやすい

売上管理をExcelで行っている企業の多くが直面するのが、手作業によるヒューマンエラーの問題です。複数ファイル間での転記や関数の設定ミス、数式の上書き、バージョン違いによるデータ不整合など人的なミスが日常的に発生しています。

特に担当者が一人で作成したExcelファイルをそのまま使い続けている場合、属人化の影響で他のメンバーが内容を把握しずらいため、間違いを検知しにくくなる傾向があります。関数が複雑化するほどミスが発生しやすく、データが壊れてもすぐに気づけないケースもあります。

さらにファイルのコピー・貼り付けによる転記作業を繰り返すうちに、最新データとの乖離や二重入力、入力漏れなどが蓄積し、業務の再確認や修正に多くの時間が取られることになります。こうしたミスが決算資料や経営資料にまで影響すれば、企業としての信頼性にも関わる深刻な問題です。

このように手作業を前提としたExcel運用では、データの正確性と効率性を両立するのが非常に困難であり、根本的な仕組みの見直しが求められています。

Excel管理との違いとkintone導入のメリット

従来のExcelによる売上管理は柔軟性がある反面、更新の煩雑さ、情報の属人化、リアルタイムでの把握の困難さといった構造的な課題を抱えています。一方、kintoneはクラウド上で動作する業務改善プラットフォームとして、情報の一元化・ミスの削減・リアルタイム可視化といったExcelにはない強みを持っています。

ここではkintoneExcelに比べて優れている3つの具体的なメリットについて詳しく解説します。

kintone管理との違いとkintone導入のメリット

売上データの属人化を防ぎより簡単に共有できる

Excelでの売上管理はファイルを作成・運用する担当者に知識やルールが依存しがちです。関数の設計意図やデータの流れが属人的になり、担当者が不在になると業務がストップしてしまうこともあります。

kintoneではデータがすべてクラウド上で一元管理されているため、チーム内での閲覧・編集・更新が誰でも簡単に行えます。画面も直感的でコメント機能や変更履歴も残るため、情報の透明性が高く、業務の属人化を防ぐ仕組みが整っています。

さらにアクセス権限を細かく設定できるため、部門ごと・職位ごとに閲覧範囲を制限しながら、必要な人にだけ必要な情報を共有できる柔軟性もあります。これにより情報セキュリティと業務効率の両立が可能になります。

手作業を減らし売上管理のミスを防げるようになる

Excelは便利なツールである一方で手作業での入力や関数設定、コピーペーストといった作業が多く、ヒューマンエラーが多発しやすいです。特に売上金額の計算ミスや入力漏れ、日付のズレなどは後工程に大きな影響を与えるリスク要因になります。

kintoneでは入力フォームに自動計算や入力制御(入力必須・形式指定など)を設定できるため、そもそもミスが発生しにくい環境を構築できます。例えば売上金額の自動計算や未入力時のエラーメッセージ表示、日付選択のカレンダーUIなど人間の操作を補完・制御する機能が豊富です。

これにより現場での入力作業はよりシンプルになり、管理部門では集計やチェック作業にかける時間を大幅に削減することができます。特に締め処理や月次報告といった業務において、kintoneの自動化機能は圧倒的な効果を発揮します。

売上状況をリアルタイムで可視化できるようになる

売上管理において重要なのは「いま、どうなっているか」を即座に把握し、次のアクションに活かすことです。しかしExcelでは、データを集計・加工し、グラフや表を作成するまでに手間と時間がかかり、情報が常に「後追い」になる傾向があります。

kintoneでは入力された売上データをもとに、リアルタイムでグラフを自動生成できます。例えば営業担当者別の売上進捗や日別売上推移、予算対比などの情報を管理画面から即時に可視化できるため、判断スピードが格段に上がります。

またポータルやスペースのお知らせ欄にグラフを常時表示させることが可能で、現場・管理者ともに今の数字を共通認識として持てるのが大きなメリットです。加えてスマホやタブレットにも対応しているため、外出先からでもリアルタイムに状況を確認できます。

kintoneでどのような売上管理ができる?

kintoneは単なる表計算ツールではなく、柔軟なアプリ設計が可能なクラウド型業務プラットフォームです。その特性を活かして、売上管理だけでなく、関連する業務情報まで一元的に管理できます。

例えば「売上の入力・集計」「請求・入金との連携」「進捗や予実の可視化」といった業務プロセス全体をカバーし、管理部門・営業・経理など複数部門での横断的な活用が可能になります。

本章ではkinotneの売上管理における代表的な3つの機能・管理要素について詳しく解説します。

このリンクは自サイトの投稿ではありません。
できること 詳細
入力 ・日々の売上のデータの入力
集計 ・拠点別や取引先別、品種別など様々な切り口での集計

・業種業態ごとに違うアプリで運用している場合は売上管理異様のアプリに集約(要プラグイン等)

関連データと連携 ・請求や入金データを同一アプリ内で管理したり、別アプリであれば関連レコードで紐付けて表示

・予算のデータと組み合わせて予実管理(要プラグイン等)

 

売上データの入力・集計機能

kintoneの大きな魅力は現場がストレスなく入力できる設計の柔軟さと、集計・分析を自動で行える仕組みにあります。アプリごとに項目をドラッグ&ドロップで自由に設計できるため、売上日・取引先・商品名・数量・単価・税率など業種に応じた項目を簡単に整備できます。

さらに売上金額や消費税の自動計算機能、入力ミスを防ぐ必須項目の制御、数値や日付形式の入力チェックなどを設定することで入力作業の品質も飛躍的に向上します。

またkintoneのグラフ機能を活用することで、担当者別、拠点別、商品カテゴリ別などのグループ集計も自動で実行可能です。Excelのように関数を使わずとも、リアルタイムで集計結果をグラフ上に表示でき、管理者の確認業務が格段に効率化されます。

請求書・入金情報との連携

売上情報を管理するだけでなく、その後の請求処理や入金確認までを一元的に管理できるのが、kintoneを使った売上管理の強みです。例えば売上データに対して請求ステータスや入金予定日、入金日などの項目を追加するだけで、売上と請求・入金の紐づけが可能になります。

またkintoneでは関連レコードなどの機能を使って売上アプリと請求書アプリを連携することで、案件単位で請求・入金の進捗を管理する仕組みを構築できます。取引先別・月別に絞り込んで一覧表示したり、未請求・未入金のデータだけを抽出したりと経理部門のチェックや督促業務もスムーズに行えるようになります。

さらにプラグイン等で請求書のPDF出力を持たせたり、通知機能と連動した「入金予定のリマインド通知」なども設定でき、業務の抜け漏れを防ぎながら業務フローの一体化を実現します。

進捗・目標・予実などの管理要素

売上管理は「結果」を記録するだけでは意味がありません。どのように目標に向けて動いているか、進捗は適切か、計画と実績にズレがあるかを可視化することで初めて営業活動の質を高めることができます。

kintoneでは例えば「案件アプリ」や「営業日報アプリ」といった関連アプリと連携することで案件ごとの進捗状況や見込み金額、受注確度、目標対比といった情報を一元的に記録・集計できます。

予算や目標数値を設定することで自動的に実績との乖離を表示することも可能で営業チーム全体としての進捗がひと目で把握できます。また週次・月次で定期レポートの自動作成機能を活用してマネージャーの報告資料作成工数も大幅に削減できます。

営業部門だけでなく、経営層も含めて「今の進捗」「このままで目標は達成できるのか?」を可視化することで迅速な戦略変更や人員配置の見直しといった対応も取りやすくなります。

kintone売上管理アプリの3つの構築方法

kintoneで売上管理を始める際には自社の業務状況や導入リソースに応じて、最適なアプリ構築方法を選択することが重要です。

特に初期導入ではスピード重視でまず動かしてみたい企業もあれば、既存のExcel運用を活かしたい企業、あるいは自社独自の業務フローに完全対応したシステムを一から構築したい企業もあるでしょう。

こうした多様なニーズに応えるため、kintoneではアプリストアのサンプルアプリを活用する方法、Excelデータをインポートして構築する方法、ゼロから設計して自社業務に最適化する方法の3つのアプローチが用意されています。

本章ではそれぞれの構築方法の特徴や活用のポイントを詳しく解説します。

サンプルアプリを活用した売上管理

初めてkintoneを導入する企業やスモールスタートでまず運用イメージを掴みたいと考える企業には、kintone公式が提供するサンプルアプリの活用がおすすめです。

売上管理に特化したサンプルアプリはすでに売上日・商品・取引先・金額などの入力項目が設計されており、インストール後すぐに利用を開始できるため初期設定に時間をかけることなく運用に移行できます。

加えてサンプルアプリはそのまま使うだけでなく、自社の業務内容に合わせて柔軟にカスタマイズすることも可能です。例えば顧客分類の項目を追加したり、営業担当者ごとの入力制御を加えたりといった調整も、プログラミング不要で実施できます。

こうしたサンプルアプリ活用型の導入はkintoneに不慣れな企業でも短期間で運用を始めることができます。

Excelデータを取り込んだ売上管理

既にExcelで売上データを管理している企業にとって、既存データをそのまま活用できる点は大きなメリットです。kintoneではExcelファイルやCSV形式のファイルを取り込むことで、スムーズにデータ移行が行えます。これにより過去の実績や既存の売上台帳を無駄にせず、新たなプラットフォーム上に業務を移行できます。

ただしインポートにあたっては、kintone側のアプリに作りたいフィールドの種類とExcelの列に入力されている値の形式が正確にマッチしている必要があるため、事前に入力形式や必須項目の整合性を確認することが重要です。またインポート後に不要なデータのクレンジングや重複チェック、日付のフォーマット修正なども発生しやすいため、初回はテストデータで検証を行うと安心です。

この方法はExcel管理からの脱却を図りたいものの、過去の資産を活かしながら段階的にkintoneへ移行したい企業に適した選択肢です。

カスタマイズし自社業務にフィットした売上管理

売上管理の業務フローが他社とは大きく異なっていたり、既存のツールでは対応しきれない独自要件がある場合には、ゼロベースでのアプリ構築が最も有効です。kintoneでは、ドラッグ&ドロップで項目やレイアウトを自由に設計できるため、自社業務に完全に合致した売上管理アプリを自力で構築することが可能です。

例えば見積・受注・納品・請求といった一連の商流ごとにアプリを設計し、それぞれのプロセスをつなぐ形で連携させることで、取引単位でのステータス管理や案件ごとの利益率分析も実現できます。

また入力フォームのレイアウトやデータの並び順、アクセス権限の詳細設定も細かく調整できるため、現場の業務運用に合わせた使いやすいインターフェースを提供できます。

このアプローチは導入に一定の時間や検証が必要になるものの、中長期的に見たときの運用効率・拡張性・業務フィット率が最も高い手法です。特に売上管理を単なる記録ではなく、組織全体の業績管理・意思決定の基盤としたい企業にとっては、非常に有効な選択肢となるでしょう。

売上データの可視化・分析・共有の方法

売上データの記録や蓄積だけでは業務改善や意思決定にはつながりません。重要なのは蓄積された情報をいかに見える化し、どのようにして迅速かつ正確な判断につなげるかです。kintoneには基本機能として可視化や共有のための便利な仕組みが用意されていますが、さらに高度な分析や業務拡張を実現するために外部プラグインとの連携も可能です。

本章では基本機能でできる可視化・共有とプラグインを活用した高度な分析の2段階に分けて、実務での活用イメージが具体的に湧くように解説します。

基本機能でできる可視化と共有

kintoneの基本機能だけでも売上状況をリアルタイムで見える化し、関係者とスムーズに共有するための基本的な仕組みが整っています。レポート機能やグラフ作成機能を活用することで特別な知識がなくてもデータの傾向や推移を把握できます。

また通知やコメント機能により売上の変化や異常値をリアルタイムにキャッチし、関係者へ即座に共有することも可能です。シンプルかつ実用性の高いこれらの機能は、初期段階の売上可視化・共有において非常に効果的です。

グラフ・レポート機能の基本

kintoneのグラフ・レポート機能では売上データをさまざまな角度から可視化することができます。基本的なグラフ形式として、棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフ・クロス集計があり、それぞれの目的に応じて使い分けることが可能です。

例えば月別売上推移を棒グラフで視覚化することでトレンドを把握したり、商品カテゴリ別の構成比を円グラフで示すことで重点領域を明確にしたりできます。さらにクロス集計を活用すれば、担当者×月次の売上マトリクスを表示し、個人別の成果や傾向を浮き彫りにできます。

これらのグラフはアプリの一覧画面にある「集計する」ボタンから簡単に生成でき、設定も直感的に行えるため、現場の誰でも運用可能です。

ポータルやスペースのお知らせ欄の使い方と構成例

複数のグラフを1画面に集約して一覧表示できる「お知らせ欄」は、経営層や管理者にとって極めて有用な可視化手段です。売上・案件数・受注率などのKPIを一目で確認でき、状況変化への即応力を高めることができます。

例えば画面の上段左側に「月別売上推移グラフ」、右側に「営業担当者別の受注金額」、その下には「未入金一覧」や「今月の売上目標進捗」を表示することで、業績全体の俯瞰と重要課題の特定を同時に実現できます。

お知らせ欄

モバイル入力・リアルタイム通知でのデータ共有

kintoneはスマートフォンやタブレットにも対応しており、外出先からでも売上データの閲覧・入力・確認が可能です。例えば訪問先から即時に案件登録を行ったり、上長への確認事項をコメントで送信したりといった操作が、現場からリアルタイムで実行できます。

またアプリに設定したルールに基づき、特定の条件で通知を自動配信する機能も活用可能です。例えば「売上が1,000万円を超えた場合に通知」「未入金のまま入金予定日から30日を経過した場合にアラート」といった設定を行えば、重要なタイミングを逃さずに関係者へ共有できます。

これにより情報の滞留を防ぎ、判断と対応のスピードを高めることができます。

プラグイン活用や外部ツール連携でできる高度な分析と拡張

kintone基本機能だけでも多くの可視化や集計は可能ですが、実務ではより柔軟で高度な機能が求められることも少なくありません。

そこで役立つのが弊社が提供する各種kintoneのプラグインやSmart at tools for kintoneです。売上管理の効率化やデータ分析の高度化、他システムとのシームレスな連携を支援し、kintoneを戦略的な情報基盤へと進化させます。

検索拡張プラグイン

「検索拡張プラグイン」 はkintoneの検索機能を強化し、複数条件の組み合わせ検索を可能にするツールです。例えば「特定の期間」「担当者別」「顧客名」などを同時に絞り込み、売上データを瞬時に抽出できます。

Excelのような複雑なフィルタ操作を避け、必要なデータに素早くアクセスできるため、分析や報告業務が格段にスピードアップします。

集計プラグイン

「集計プラグイン」 は一覧画面に合計や平均といった集計行を追加できる機能を提供します。売上合計や平均単価、受注件数などを即座に確認できるため、会議やレポート作成時に手作業で数値を集計する必要がなくなります。

複雑な集計要件にも対応可能で、日常的な売上チェックから月次決算まで幅広く活用できます。

Smart at tools for Excel入力

「Smart at tools for Excel入力」 は現場で利用しているExcelフォーマットをそのままkintoneに取り込めるツールです。

従業員が慣れ親しんだExcelファイルをアップロードするだけで、売上データが自動的にアプリに登録されます。移行コストを抑えながらクラウド管理に移行でき、現場の抵抗感を軽減するのに最適です。

Smart at tools for CSV入出力

Smart at tools for CSV入出力」 はCSV形式でのデータ入出力を効率化し、他システムとの連携を容易にするサービスです。

定期的なデータインポートやエクスポートを自動化できるため、基幹システムや会計ソフトとのデータ同期に活用できます。二重入力や転記の手間をなくし、売上データの正確性と業務スピードを同時に向上させます。

Smart at tools for BI接続

「Smart at tools for kintone BI接続」 はkintoneのデータを外部データベースやBIツールに連携できるソリューションです。

基本機能では表現しきれない複雑な集計や可視化を実現し、売上予測やKPI管理を経営層向けのダッシュボードとして提供できます。分析の幅を拡大し、戦略的な意思決定に活用できる点が大きな魅力です。

導入後の定着・社内展開の進め方

kintoneを導入し売上管理を効率化したとしても、それを一過性の取り組みに終わらせず、継続的に定着・改善・発展させていくことが重要です。特にkintoneは「現場で育てるプラットフォーム」とも言われるように、社内全体での協力体制と柔軟な活用が成功の鍵を握ります。

本章ではkintoneの売上管理アプリを社内に定着させ、さらに他部門に展開して全社的に価値を広げていくプロセスについて、具体的な準備・教育・連携事例を交えて解説します。

運用定着のために必要な準備とは?

kintoneをスムーズに定着させるには、ルール・人・仕組みの3軸での事前準備が欠かせません。

導入直後は現場での混乱を避けるためには最低限の利用ルールを整備し、関係部署と認識を共有しておくことが大切です。また導入初期の段階から教育体制を整えておくことで、利用者の定着率と活用意欲を高めることができます。

運用定着のために必要な準備

社内ルールの整備と関係部署との調整

まず必要となるのはアプリ利用に関する基本ルールの明文化です。「いつ・誰が・どの項目を・どのように入力するか」といった入力ルールを明確にし、属人化を防ぐための運用マニュアルを用意しておくと、全体の運用品質が安定します。

加えて売上管理に関わる他部署の営業・経理・管理部門などと事前に役割分担や運用フローをすり合わせておくことが重要です。例えば「請求情報の入力は営業が行い、入金確認は経理が記録する」といった運用設計を共有しておくことで部門間の責任範囲が明確になり、連携がスムーズに進みます。

また問い合わせや改善要望の窓口としてアプリの管理者を設けておくことで、継続的な運用改善にもつながります。

教育・トレーニング方法

定着には「わかる」「できる」という実感を現場に持たせることが欠かせません。そのためには、導入初期から段階的な教育・トレーニングの機会を設ける必要があります。

具体的にはkintoneの基本操作を学ぶ社内研修会を開催したり、機能別にポイントをまとめたマニュアル・操作ガイド・動画チュートリアルなどを用意しておくと社員の習熟度が一気に高まります。

また導入初期には「入力ミスや困ったときはどうするか」「アプリのどこを触ってよいのか」など、心理的な不安が出やすいため、オンボーディングのタイミングで1on1や少人数のフォローアップを行う体制も効果的です。

教育は一度で終わらせるのではなく、バージョンアップや機能拡張のたびに継続的に実施していくことで、現場の活用レベルを引き上げていく土壌が形成されます。

活用状況のモニタリングと改善サイクル

運用を軌道に乗せた後も活用が形式的・部分的になっていないかを定期的にチェックする必要があります。「入力が滞っているアプリはないか」「古い情報が放置されていないか」「関係者全員が正しく活用できているか」などを定期的に確認し、改善を続けていくことが、定着の最大のポイントです。

活用状況はアプリ管理画面でアプリの更新履歴やレコードの最終更新日から簡単に確認できます。利用状況が芳しくない場合は、入力項目の見直しや通知機能の追加、運用ルールの簡素化などを通じて、現場の運用負荷を下げる方向で改善サイクルを回すことが求められます。

定期的なフィードバック会やアンケートの実施を通じて、現場の声をアプリ改善に反映させる体制を整えることでより現場に根づいたツールとして進化していきます。

他部門への展開と活用のヒント

kintoneの特性を活かせば売上管理にとどまらず、関連部門の業務ともスムーズに連携し、全社的なデータの一元管理と業務改善が可能になります。実際、営業部門からスタートしたkintoneアプリが経理・在庫・管理部門、さらには人事やカスタマーサポートまで広がっていく事例は少なくありません。

ここでは部門間連携の例と、他部門でも使いやすくする設計の工夫について紹介します。

経理・在庫・管理部門との売上データ連携例

売上情報は経理や在庫・管理部門とも密接に関係しています。例えば営業部門で入力した売上データをもとに、請求書の発行状況や入金確認情報を経理部門が入力・更新できるようにすれば、二重管理を避けながら一元化が可能です。

また出荷情報を在庫管理アプリと連動させることで、売上計上と在庫のリアルタイム連携も実現できます。加えて管理部門には月次で自動集計された売上レポートや未入金一覧を自動で出力し、報告業務の工数削減に活かすといった活用も現実的です。

このように売上情報を中心に各部門が「必要な情報を必要なタイミングで、正確に共有できる仕組み」を構築することが、全社最適な業務改善の第一歩となります。

他部門でも使いやすくするアプリ設計の工夫

kintoneを全社で活用していくには、アプリ設計時に他部門が使うことを前提とした工夫が欠かせません。具体的にはアクセス権を設定して不要な情報を非表示にしたり、表示項目を部門ごとに切り替えたりする設計が有効です。

また部門間で共通して使われる項目名(例:取引先名、案件番号、部門名など)は、表記を統一し、入力形式も統一しておくことでアプリ連携時の整合性が保たれます。データのつながりを意識したフィールド設計にすることで情報がスムーズに連携し、無理なく他部門へと展開できる土台を作れます。

見積や原価など売上管理と連携できる業務例

売上管理を軸にして、他の業務アプリと連携することで、さらに高い業務効率を実現できます。例えば「見積アプリ」「原価管理アプリ」「受注管理アプリ」を連携することで見積から受注、売上、請求、原価、収支管理までといった商流全体を1つのシステム上で一気通貫で管理することができます。

また、案件ごとに原価を登録すれば、売上との対比から利益率や収支バランスを自動で可視化することができ、経営判断の材料としても活用可能です。また見積内容と売上内容を照合することで、受注内容との乖離を防止する仕組みとしても機能します。

このようにkintoneの売上管理は単体で完結するものではなく、業務プロセス全体とつなげることで真の価値を発揮すると言えるでしょう。

導入後のトラブル回避のチェックポイント

kintoneは柔軟性の高い業務改善ツールであるがゆえに、導入直後の使い方によっては現場に混乱を招いたり、運用コストがかえって増加してしまうケースがあります。

特に多くの企業で見られるのが「権限設定ミスによるデータ漏洩」「アプリの肥大化によるパフォーマンス低下」「アプリ運用の属人化」といった3つの典型的な落とし穴です。

本章ではこうしたトラブルを未然に防ぐためのチェックポイントと、実務で使える具体的な対策を解説します。kintone初心者や導入初期の担当者でも、すぐに実践できる内容となっています。

導入後のトラブル回避のチェックポイント

権限設定ミスによるデータ漏洩

kintoneではユーザーごとに「閲覧」「編集」「削除」などの細かなアクセス権限を設定できますが、この設定が適切に行われていないと機密情報や個人情報が意図しないユーザーに表示・編集されてしまうリスクがあります。

実際にあった事例では営業担当者が自分以外の担当者の売上データを閲覧できてしまい、社内トラブルに発展したケースや顧客の住所や連絡先などの個人情報が全社員に公開状態になっていたという事案も報告されています。

これを防ぐためにはアプリ作成時に「閲覧できる条件」「編集できる条件」を必ずロール・組織・ユーザー単位で設定することが基本です。またフィールドごとの閲覧制御や、プロセス管理による段階的なアクセス制限などkintoneの権限設計機能をフルに活用することで、データセキュリティを担保できます。

アプリの肥大化とパフォーマンス低下

kintoneの自由度が高い反面、やみくもに機能や項目を追加し続けてしまうと「気づけば入力項目が50個以上になっていた」「アプリ数が増えすぎて管理が煩雑になった」といった状態に陥ることがあります。これがいわゆるアプリの肥大化問題です。

アプリが重くなると表示速度が遅くなったり、スマートフォンでの操作性が悪化したりするだけでなく、ユーザーの入力・確認ストレスが増え、利用離れの原因にもなります。また不要なアプリやフィールドが増えることでどのデータが正しいのか混乱が生じ、業務の信頼性にも影響を及ぼします。

この問題を防ぐにはアプリ設計時に「本当に必要な項目だけに絞る」「定期的に利用状況をチェックし、不要項目は削除・統合する」「用途が近いアプリはまとめる」といったスリム化の視点を持つことが大切です。

また運用が落ち着いた後も半年ごとに「棚卸しミーティング」を実施してアプリの断捨離を行うなど、定期的な見直しの仕組みを取り入れることが長期的な安定運用につながります。

更新・保守の属人化問題

kintoneのアプリは誰でも作成・編集ができる反面、運用や保守を特定の担当者だけに任せきりにしてしまうと、いざその人が異動・退職したときにアプリの内容がわからなくなるというリスクがあります。これはいわゆる「属人化」の典型例です。

例えば担当者だけが理解している関数や設計意図が明文化されていない場合、他の社員がアプリを引き継ぐことができず、最悪の場合は一から作り直す羽目になることもあります。これはコスト・時間ともに大きなロスです。

属人化を防ぐためには、アプリの構成や運用ルールをドキュメント化・マニュアル化しておくことが必須です。また複数名での共同運用体制を整え、管理者を1人ではなく「主担当+副担当」で設定しておくと急な引き継ぎにも柔軟に対応できます。

さらに定期的に「アプリ構成レビュー会」を開催し、設計思想の共有や改善点の話し合いを行うことでナレッジの属人化を防ぎ、チームでkintoneを育てていく文化を作ることが可能です。

まとめ

kintoneを活用した売上管理は、単なるデータの記録や集計にとどまらず、業務全体の可視化・効率化・属人化排除を同時に実現できる強力な仕組みです。Excelによる手作業に限界を感じている企業にとって、リアルタイムな情報共有や自動集計、ミスのない入力環境を提供できる点は、大きな業務変革の一歩となります。

また売上情報を軸にして、請求・入金・進捗・原価などのプロセスと連携させることで、商流全体の一元管理とデータドリブンな意思決定が可能になることも、kintoneの大きな魅力です。さらに部門をまたいだアプリ設計やプラグインの活用により、企業ごとの業務に柔軟に対応しながら、全社的な業務改善にもつなげていくことができます。

導入時の設計や教育、運用ルールの整備といった初期準備を丁寧に行うことで、kintoneはただのツールではなく、現場が育て、全社が使いこなす業務基盤としての価値を発揮する存在になります。売上管理の課題を感じているのであれば、まずは小さく始めて段階的に活用の幅を広げていくことをおすすめします。

弊社ではkintoneのデータ連携開発はもちろん、kintoneをより便利に拡張することができるプラグインサービスを提供しています。kintoneとスプレッドシートの連携を行いたい、セキュリティ面に不安があるなどのご相談がございましたら、お気軽にご相談ください。


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プロフィール

  • 中尾典隆

    新卒で電子カルテメーカーに運用SEとして入社。導入担当した病院の情シスとして転職後、グループウェアの更新時にkintoneと出会い、業務改善の楽しさに目覚める。2020年kintonehive大阪登壇。2023年に合同会社典隆庵を設立し業務改善支援や研修講師を仕事とする。認定資格はカイゼンマネジメントエキスパートを所持。個人としてはサイボウズ公認 kintone エバンジェリストとしても活動。

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